もうすぐ父の日です。
日本では父の日は6月の第3日曜日とされています。
今年(2008年)は6月15日になっています。
このルールはイギリスでも同じで、多くの国がこの日に設定しています。
父の日はどちらかというと商売に利用されるイメージが強く、
Seaviewがこのことを思い出したのは、
「父の日に父親を旅行に連れ出そう!」と
オンライン旅行会社・ラストミニットドットコムUKから
宣伝のEメールを受け取ったのがきっかけです。
その一方で、母の日は国によって大きく異なるのが特徴です。
日本では5月の第2日曜日(2008年は5月11日)ですが、
イギリスはルールが非常にややこしくなっています。
というのも、イギリスは母の日の設定日が
イースター休暇と密接にかかわっており、
キリスト教の行事の一環として重要な意味をもっているからです。
では母の日はどのように決められるのでしょうか?
イギリスのキリスト教系の中学校の公式ウェブサイトに
その答えが出ていました。
イースター(詳細は
過去ネタ参照)が始まる前の40日間(日曜日を除いてカウント)を、
イギリスではLent(レント)と呼んでます。
この期間はキリストが悪魔に悪事への誘惑を受けてたときに、
砂漠の中で40日間飲まず食わずで過ごした故事にちなみ、
もともとは断食をする期間としての意味合いがありました。
そのレント期間中の4回目の日曜日が母の日となります。
今年(2008年)は3月2日となっていました。
では、なぜこの日を母の日にしたのでしょうか?
これはかつて親元を離れ、教会で生活する子供達が
年に一度だけ許された、家族と過ごす日と定められていたからです。
もっとも明確な由来は不明とのことですが、
少なくとも400年以上も昔からこの習慣があったようです。
このように、父の日と母の日は非常に異なる由来を持っています。
他の国についても調べてみると面白いでしょう。
ただしネットだけでなく、文献など信頼のおける情報源で調べてくださいね。
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