TVモード
前回のPモードに続き今回はTVモードのお話をさせていただきます。
TVとは「テレビが見えるモード」では無く(前回もおなじボケでしたが・・)
シャッタースピードが固定されるモードのことです。
シャッタースピードが固定されますので、どんなに暗くても、明るくても、高速、低速自由自在にシャッターが落ちます。例えば、空を舞う鳥の羽ばたきを完全に固定させるには、1/2500秒クラスのシャッタースピードが要求されますし、逆に滝の水を白い帯のように表現させたりするには1/8くらいまでスピードを落とさなくてはいけません。Pモードですと、カメラが勝手にスピードを調整しますので特殊な撮影でスピードを固定しなければいけない状態ではPモードは不向きになります。
このモードでの注意点は、高速シャッターになればなるほど、写る画像は暗くなるということです。1/8000などの超高速域ですと、光りを取り込むのも一瞬になりますので、よほど明るくなければ写真として見れません。また、逆に低速になればなるほど、光りは多く入りますが、手ぶれの危険性が高くなります。よく夜の高速道路などで、車のライトが一つの光りの帯になっている写真がありますが、あれは3秒とか8秒といったバルブ撮影に近い方法がとられています。
このモードを使いこなすには、基準を自分の中でもつ必要があります。
例えば
野球のピッチャーの球を捕らえるなら1/1000秒
新幹線の流し取りなら1/500秒
夜景なら1/15秒
などなど
自分の中で基準があると撮影が楽になってきます。