板門店は、ソウルの北側60kmに位置し、193年朝鮮動乱の休戦協定が調印された所です。大韓民国と朝鮮民主主義共和国とを分断する北緯38度線にある、南北4kmの「非武装地帯・DMZ」の中央に位置しています。映画の「JSA」の舞台になった場所です。警護の目的は私達観光客が誤って境界を超えない事と、北朝鮮からの攻撃に備えての事でした。両拳の位置はいつでも瞬時に発砲できるようにこのポーズが最適であり、濃いサングラスを着用しているのは、相手から眼の動きを探られないように着用しているとの事です。
撮影をしていても、レンズを向けれる方向が決まっており、この強面(コワモテ)の軍人が常に監視されています。もし指定外にレンズを向けただけで、カメラごと没収されます。客の一人がジーンズを穿いてみえましたので、旅行社が予め用意してあるズボンにバス内で穿き返されていました。この他に、Tシャツ・男子の長髪・ミリタリールック・スニーカー等が禁止。何センチか忘れましたが、望遠レンズも禁止されています。
観光地とはいえ、厳戒態勢地帯の空気をひしひし感じさせます。報道カメラマン気取り・・では、取り返しの付かないことになります。現実カメラを没収されていた人もいました。
「帰らざる橋」手前が韓国側。(写真左)
手前は韓国領、後方は北朝鮮であり、木々は生えていない(写真中)
軍事停戦委員会会議議場。警備兵が建物に半身を隠して警護をしています。(写真右)
CANON IXY500
フルオート撮影