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「なぜ虫歯になったのか?」これをしっかりと把握して、それに対応した上で虫歯治療を受けることが大切です

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2020年3月11日

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口の中には多くの細菌が住んでいます。その中のミュータンス菌が主な虫歯の原因菌です。ミュータンス菌は口の中のいろいろな菌と一緒に集落を作り、その集落をプラークと呼びます。プラークの中の虫歯菌は、口の中に食べ物(特に糖分)が入ってくると、その食べ物を食べて酸(アルカリの酸、酸っぱい酸のこと)を出すのです。<o:p></o:p>

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するとプラークのpHが酸性に傾き、臨界点を超えると歯の表面から「カルシウム」「リン酸」といった歯の成分が溶け出し、「脱灰(だっかい)」と呼ばれる状態に。<o:p></o:p>

食事をすると口の中は酸性となって歯は溶け出しますが、体の免疫機能として唾液(唾のこと)が、その溶けた歯を修復し、「再石灰化(さいせっかいか)」と呼ばれる状態になります。唾液が酸性に傾いたプラークのpHを中性に戻し、溶け出した「カルシウムイオン」「リン酸イオン」が歯の表面を修復するのです。<o:p></o:p>

また、唾液は歯や口の中の洗浄をし、プラーク中の細菌の増殖を抑えます。「脱灰(歯が溶けること)」や、「再石灰化(歯の修復)」のバランスがとれていれば虫歯はできることはありません。<o:p></o:p>

しかし、「脱灰」を繰り返し、「再石灰化」が追いつかなければ虫歯へと進行します。虫歯になりやすい人は、その虫歯菌の数が多く、よりたくさんの酸ができやすいため、歯が溶けやすい状態になっているのです。<o:p></o:p>

また、虫歯になりやすい人は唾液の量が少なく、プラークを洗い流したり、歯の表面の修復がうまくできません。虫歯のなりやすさ(カリエスリスク)は、<o:p></o:p>

虫歯菌の数の多さ:ミュータンス菌やラクトバチラス菌の数、プラークの量<o:p></o:p>

唾液の分泌量や緩衝能<o:p></o:p>

食生活<o:p></o:p>

フッ素の使用状況<o:p></o:p>

などが関係してきます。<o:p></o:p>

再発を防ぐ治療方法とは<o:p></o:p>

「なぜ虫歯になったのか?」これをしっかりと把握して、それに対応した上で虫歯治療を受けることが大切です。なぜ虫歯になったのかは、患者さんによって異なります。歯磨きを怠って虫歯菌が多くなったのか、食生活が乱れていたのか、加齢によって唾液が少なくなってきたのかなど・・<o:p></o:p>

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この原因に対するアプローチなしで虫歯を治療してしまうと、再発のリスクが高まります。虫歯になったら、なぜ虫歯になったのか、我々と一緒に考えましょう。原因をつきとめ、改善を試みつつ、そのうえで虫歯治療を受けていただければと思います。<o:p></o:p>

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