4月29日にFIAが発表した2010年のF1レギュレーションを紹介します。
マシン最低重量を620kgに引き上げ現在の605kgから引き上げられる。2009年シーズンはKERS導入によりそのシステムの重量の影響で、
身長が高いドライバーが不利になっています(BMWがいい例です)。そこでそのハンデを少なくする意味や、KERS導入促進を狙い15kg増量します。
KERSの使用について現在の100km/h以下での作動に加えて、300km/h以上での作動も禁止される。
これにより高速部でのオーバーテイクに影響が出ます。
エネルギー貯蔵部をドライバーシートとエンジン前部の間に収納することが義務付けられました。
レース中の給油禁止ピットストップ時の給油がなくなります。燃料給油補給の運搬コストの削減が目的ですが、より燃費のいいエンジンを開発しなければならなくなります。
予選Q3の変更レース中の給油が禁止となったことに伴い、予選Q3の燃料搭載量が自由となります。
よって、純粋なスピードが競われることになり、一発でのタイムアタックが復活します。
タイヤウォーマーの禁止タイヤウォーマーが禁止となります。アウトラップのタイムの上がり方に影響を及ぼします。
ただし、リムヒーティング等その他の器材は許される模様です。
また、タイヤ内の気体は現在二酸化炭素もOKだったが、窒素と空気のみとなります。
参戦チーム枠の拡大12チームから13チームへ変更となり、現在参戦中のの10チームに加え3チームが参戦可能になります。
ただし新コンコルド協定によりカスタマーカーが禁止となるので独自の開発が必要で障壁は高いので、予算キャップ制とうまく絡めて実現して欲しい。
予算キャップの選択4000万ポンドの予算キャップが選択できるようになります。
詳細は、
「予算キャップ制とは?」にて2009年の反省を踏まえて、よりクリアでバトルの多いF1を、低コストで実現できることを願います。
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