黒川温泉の範囲はどこまでなのか、という質問をよく受けます。
そして、黒川温泉の魅力は何なのか、ということについても、
お客様と地元との感じ方がやや異なるようです。
黒川温泉はテレビや雑誌などのイメージでは、
中心部にある古くからの温泉街のたたずまいが強調されています。
でも、黒川温泉に存在する旅館は結構広範囲にまたがっているのです。
テレビでよく紹介される中心部からかなり離れたお宿も多いのです!
では、何をもって黒川温泉というのでしょうか?
旅館に関しては、
黒川温泉観光旅館協同組合に加盟する
23社30館が黒川温泉の名称を名乗ることができるのです。
なお、黒川温泉は
地域団体商標登録がなされており、
旅館の場合、旅館組合に加盟していなければ
黒川温泉と名乗ることはできません。
(商標登録 第5099504号)
加盟旅館は下記の通りです。
山河旅館、
黒川荘(温もりの宿を含む)、
旅館こうの湯、
やまびこ旅館、
旅館湯本荘、
ふもと旅館(別館麓庵を含む)、
お宿玄河(おやどくろかわ)、
山の宿 新明館、
旅館やまの湯、
南城苑、
旅館美里、
旅館壱の井、
お宿のし湯、
ふじ屋、
御客屋、
いこい旅館(風坊・だんだんを含む)、
湯峡の響き優彩(ゆきょうのひびきゆうさい)、
旅館にしむら、
夢龍胆(ゆめりんどう)、
花泊まり(夢龍胆公式サイト参照)、
旅館わかば、
旅館奥の湯、
いやしの里 樹やしき、
旅館山みず木、
深山山荘、
里の湯 和らく、
お宿野の花、
帆山亭、
三愛高原ホテル、
月洸樹
黒川温泉の場合、過去ネタでも書きましたが、
各旅館が独自の源泉を所有することに特徴があります。
このため、他の温泉地とは異なり、
ひとつの源泉を共用して分配しているわけではありません。
したがって、源泉だけで黒川温泉と呼んでいるわけではないのです。
歩いて周れる範囲のお宿もあれば、
隠れ家的なお宿も少なくありません。
また、温泉街の雰囲気を楽しむことができる宿もあれば、
他の建物が見えない大自然の中で楽しめる旅館もあるのです!
ですから、黒川温泉の範囲は思ったよりも広いのです。
また、中心部から離れたお宿に泊まっても、
露天風呂めぐりができるように、旅館・ホテルが中心部まで
送迎してくれることもあるのです!
黒川温泉は旅館同士の横のつながりが強く、
お互いに足りない部分をカバーするようなシステムができているのです。
1軒では完璧なサービスができなくても、お互いに協力し合って
「黒川温泉」全体の価値を高める努力をしているのです!
ですから、黒川温泉の魅力を感じるためには、
お宿に泊まり、さらに露天風呂めぐりで他の旅館の
露天風呂を楽しんでいただくことをお勧めしたいのです。
旅館やホテルの中ですべてを過ごすのはもったいない話。
是非とも外に出て、他のお宿も楽しむことによって
黒川温泉全体を満喫してください!!
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