なぜ、山の中の不便な場所にある黒川温泉が、
ここまで有名になったのでしょうか。
実は黒川温泉には多くの旅館に露天風呂があり、
それを外来のお客さん(日帰りなど)にも開放しているからなのです!
「日本一の露天風呂めぐり」ができるのが自慢です!!
露天風呂はどこの温泉地でも簡単に作れるものではありません。
野外に設置される露天風呂は、外の空気に触れるために、
室内にある内風呂(内湯)に比べお湯の温度が下がりやすいのです。
このため、露天風呂に供給するために高温のお湯が必要です。
家庭と同じ42度のお湯を入れても、実際に入浴する場合は
お湯の温度が下がってしまって、ぬるくなってしまうのです。
黒川温泉では源泉の温度が70度から90度と高いので、
ボイラーなどで加温しなくても、露天風呂を適温で入ることができるのです。
黒川温泉観光旅館協同組合には加盟旅館が28軒ありますが、
そのうち24軒で露天風呂めぐりを楽しむことができます。
宿泊者以外の方は1回500円(壱の井・南城苑は600円、
ふじ屋は700円、帆山亭は800円)をを払えば、
露天風呂に入浴することができます。
外来入浴(露天風呂めぐり)ができる時間帯は、
原則として午前8時30分から午後9時までとなっています。
そして、1人で3回露天風呂に入れるのが、
黒川温泉の名物になっている入湯手形(にゅうとうてがた)です!
お1人様1300円なので1回ずつ払うよりも200円〜800円お得になり、
しかも購入日から6カ月間有効なので、2日にまたがった利用もできます。
入湯手形は黒川温泉観光旅館協同組合の案内所「風の舎」(かぜのや)、
組合加盟の旅館などで購入できます。
なお、露天風呂に入られる場合は、必ずその旅館のフロントに
「露天風呂に入りたいのですが」とお申し出ください。
入湯手形をお持ちの方は提示してスタンプをもらい、
現金の方はその場で支払ってください。
また、タオルの貸し出しはありませんので、各自持ち込みでお願いしております。
タオルは案内所「風の舎」や各旅館で販売しています。
各旅館のバラエティに富んだ露天風呂を入り比べるのも、
黒川温泉の大きな魅力の一つです。
是非ともお試しください!