ロリィタファッションには様々な系統(スタイル)があります。
ここでは甘ロリとクラロリを紹介します。
2−1◆甘ロリ(あまろり/スイートロリィタ)
2−1−1.服の特徴
・少女らしさを強調するデザイン
・ジャンパースカートには原色の赤や青、パステルカラーのピンク、緑、水色、ラベンダーなどを使用。
・ロリィタ服の中でもフリルやレースが特に大きくて量も多い。
・近年は柄物(オリジナルプリント)多い。柄というより絵。
・オリジナルプリントの種類は、チョコレートやクッキーなどの洋菓子系、うさぎやテディベアなどの動物系(ぬいぐるみ含む)、トランプや時計ウサギ、お茶会などのアリス系、バラなどの花系、ピアノやバイオリンなどの音楽系、シンデレラや眠れる森の美女などのお姫様物語系など非常に多岐にわたる。
・パニエを2,3枚(またはそれ以上)はいてスカートを膨らませることが多い。
・靴はハートやリボン付きのおでこ靴(つま先が丸く大きめで、ピールが太い物)など、可愛い物がお薦め。
2−1−2.ヘアスタイル&メイク
ヘアスタイルとメイクのことは別の記事で後述します。この記事では最重要項目のみ掲載。
・髪型はカールさせたロングヘア―などゴージャスな物がお薦め。
・髪色は明るい茶色や金髪をお薦め。
・ロリィタファッション誌ではパステルカラーのピンクや水色などジャンバースカートと同じ色のウィッグを着用する事も多いが、初心者にはハードルが高いため無理してやらなくてもよい(盗撮の危険性も高まるので・・・)
・黒(地毛の色)でも不可ではないが、甘ロリではあまり好まれない。
・メイクは、眼尻に太くて長いつけまつげを付けたり、チークやリップをピンクにしたりして少女らしさを強調する。ロリィタメイクは目を大きくするのが特徴だが、甘ロリでは特にアイメイクを強調する。若い女の子向けメイクの中でも特に濃い。
(しかし2017年現在では、つけまつげは必須ではない感じです。むしろ使わない方がナチュラルで好まれるかもしれない)
2−1−3.甘ロリの主なブランド
Angelic Pretty
BABY, THE STARS SHINE BRIGHT
metamorphose temps de fille(メタモルフォーゼ・タン・ドゥ・フィーユ)
CHOCOCHIP COOKIE
MAM MAXIMAM(マム・マキシマム)
2−2◆クラロリ(クラシカルロリィタ)
2−2−1.服の特徴
・淑女らしさを強調するデザイン
・ジャンパースカートは生成り(アイボリー)、深紅(ボルドー)、深緑、茶色など暗めの色が多い。ピンクの服も時々発売されるがくすんだピンク色なので、大人も着やすい。
・ロリィタの中ではフリルやレースが控えめ。
・柄物(オリジナルプリント)も多いが、デザインが控えめなので大人も着やすい。
・ここではクラロリならではのオリジナルプリントのみ紹介するが、額縁や絵画(特に油絵)、クラウン(王冠)、城、馬車、ステンドグラス、天使や十字架などキリスト教系の物が出ている。
名画を生地にプリントしたジャンパースカートやワンピースもある。
・パニエは1,2枚。パニエは必要だがあまりボリュームを出さない方がよい。
・おでこ靴はリボンが付いていてもいいが、可愛い装飾がない物の方がよい。秋冬はレースアップブーツでもよい。
2−2−2.ヘアスタイル&メイク
・髪の色は明るい物よりも暗めの茶色がお薦め
・黒髪(地毛)でも不可ではないが茶髪の方がお薦め
・メイクは、オレンジ系のチークやリップで落ち着いた大人っぽさを強調する。
・つけまつげも使ってもいいが、クラロリは上品さや落ち着きが大切なので絶対に盛りすぎない(不安なら目尻用を使うか、使わない方がよい)
2−2−3.クラロリの主なブランド
【柄物多い】Innocent World
【柄物多い】Juliette et Justine(ジュリエット・エ・ジュスティーヌ)
Victorian maiden
【柄物なし】Mary Magdalene(メアリー・マグダレン)
次回は「ゴシック・ゴスロリ」と「皇子(王子)スタイル」を紹介します。
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