日本人になじみの深いカレー
その色の元となっているスパイスのターメリック(ウコン)についてのネタです。
このウコンの仲間にも生薬のガジュツがありますが、
ウコンの色が今回の主役です。
ウコンの黄色い色はクルクミンという色素のいるが主成分です。
このクルクミンは天然の染料としても利用されていますが、
全く別の利用方法として、実験などに用いる試薬にもなります。
ゴキブリ退治用のホウ酸だんごや眼科で目の洗浄に使用するホウ酸水
などにふくまれるホウ酸を分析する時にこのクルクミンを使用します。
クルクミンをろ紙に含ませてホウ酸の入った水溶液をたらすと
黄色い色が赤くなり、アルカリ性にすると青くなるという色の変化で
ホウ酸があるかどうかがわかります。
ホウ酸が1%も入っていれば簡単にわかってしまいます。