東日本大震災を経験した人のコラムを読んで実際体験しないと分からないことの多さを
実感しました。それらの体験談を見聞きすれば、多少なりとその体験を知ることが
できると思いましたので、まとめてみました。
●大きな地震ではすぐに火は消せない
震度7を経験した方の言葉です。「まず立っていられない」そうです。
その方は身長180以上のスポーツをされていた方だそうですが、一歩も踏み出すことは
出来なかったそうです。そして四方から家具が倒れてきます。這って机の下に隠れる
ことがどうにか出来る行動だそうです。
●水道が壊れるので、出るうちに貯めておく
揺れの直後、水道が壊れてしまったそうです。体験者はまず水を貯めておくことを
勧めています。マンションなら貯水槽の水があるのでしばらく出るので、それを
貯めておくそうです。バケツや浴槽で良いそうなんですが、これは飲用ではなく
トイレ用なのだとか。体験者はトイレがとにかく死活問題だと話しています。
なんとトイレの水は一回の使用でバケツ2杯強の量を使っているそうで、自衛隊の
給水が始まるまではなんとか保たせなくてはならないし、その後も無駄遣いはできない。
出来る限り、用意しておく必要があるとのことです。
●屋内屋外の区別なく靴は履いておく
大地震が起きれば間違いなく停電です。家具は倒れ壊れています。この中で普段通り靴なしで
歩くと危険で、まず怪我をします。出欠をすると傷口を洗ったりしなければなりませんが、
上記したように水もありませんので、怪我をしないためにも屋内でも靴を履くようにと
経験者は話しています。
●避難の際はブレーカーを落とす
停電しているので忘れがちですが、ブレーカーを落としておかなくてはならないそうです。
電気はいずれ回復します。通電火災というものがあるそうで、停電復旧後に繋がれっぱなしの
壊れた家電などに電気が通り、火災が発生するといのです。今回の東日本大震災でも
多くのこのような火災があったようですし、ガス管が破壊されいている場合はガスに通電時の
火花が引火することもあったようです。
避難などで家を離れる際はブレーカーを落としておかないと、帰ってきた時に家がなくなって
いたなんてことになりかねません。
●電話はすぐにする
地震直後は回線がパンクして繋がらない状態になることが予想されますが、体験者が言うには
地震直後の30分程度は余裕のない人が多いため、比較的まだ繋がる状態にあったと言います。
ですが、その後はやはりパンクしますので、連絡はすぐに行い用件を短く的確に伝えるように
することが必要です。
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