ピレリは、今週末のマレーシアGPは、オーストラリアGPで見られた低い気温より劇的に高い温度が予測され、多くのチーム3〜4回のピットストップを選択することになりそうだと話します。
開幕戦のオーストラリアGPでは予測よりも気温が下回り、2〜3回のピットストップが予想されましたが、ザウバーのセルジオ・ペレスは、ただ1度だけのピットストップにて後半をソフトタイヤで走りきるということをやってのけました。しかし、ピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーは、タイヤの磨耗はセパンでは大きく影響するだろうと話しています。
「我々は、オーストラリアでのグランプリデビューに興奮していたが、マレーシアGPはより高い温度とデグラデーションの増加により、非常に異なる提案が必要となる」
「我々は、オーストラリアで2〜3回のピットストップになるといっていたが、マレーシアではその数は3〜4回に増加する可能性がある」
ピレリはまた、金曜日のフリープラクティスに追加のタイヤをテストするため、各ドライバーにハードコンパウンドのタイヤを2セット余分に供給します。
「各チームが評価目的のために、金曜日のフリー走行のセッション中に利用可能な2つのセットを余分に与える。ピレリが立ち止まらない」
「それはまた、シーズン中にテストが許可されていない状況で、多くのデータトフィードバックを収集する貴重な機会だ。チームが将来提供される可能性のあるものを試すこともできる」
と述べています。
4ストップがデフォルトになるレースは、いまだかつて無かったのではないかと思います。マレーシアGPは各チームの戦略と判断が試されるレースになります。