2008年シーズンも始まっていない時から気が速いですが、
2009年シーズンではレギュレーションが大幅に変わります。
その中でタイヤが、現在使用の4本溝が入っている「グルーブドタイヤ」から、溝の無い「スリックタイヤ」へ変更となる予定です。
元々コーナリングスピードが高くなりすぎることによる、危険性の回避から1997年までで禁止となっていたこのタイヤですが、ブリジストンのワンメイクの元、タイヤ性能がコントロールできる環境なので、特殊な「グルーブドタイヤ」を使う必要はなくなりました。
ただ、同時にタイヤウォーマーの禁止も予定されていますので、ピットアウトしたばかりのドライバーのスピンが増えるかもしれません。
ブリジストンの事ですから、低温でもある程度グリップするようなタイヤを開発してしまうんでしょうが・・・。
しかし、ひと昔のようにアウトラップでのバトルが多く見られ、エキサイティングになることは予想されます。
この事は、アラン・プロストがBBCのインタービューで答えたような、ドライバー本位のレースを繰り広げる上では、大きな前進です。
冬季のヘレステストでも、スリックタイヤを履いたマシンでのテストが行われました。
大方のチームが約2秒のタイム短縮を記録しています。
ブリジストンがどのくらいの性能のタイヤを用意してくるのか、1年先が楽しみです。