星野監督就任2年目のこの年、
4月終了時点で首位広島に8ゲーム差をつけられ最下位。
7月8日には6連敗を喫し借金2。
この時点で誰もがドラゴンズの優勝をあきらめかけていた。
しかし、竜はここから目覚めた!
7月12日から勝ち越し、7月29日に首位に立つ。
その後も快進撃を続け、7月9日以降は50勝15敗3分、
勝率.769と驚異的なペースで勝ち進んだ。
そして10月7日。ナゴヤ球場での対ヤクルト戦。
マジック1の中日は初回に4点を先取、畳みかけるような攻撃で5回までで0-9。
9回表のマウンドには、この年最大の功労者である郭源治がいた。
郭は既に、押さえきれない歓喜に涙がこみあげていた。
そして最後のバッター秦を三振に斬って優勝決定!!
マウンド上で抱き合う郭とキャッチャー中村。集まるナイン。
気持ちを押さえきれずグランドになだれ込むドラファン。
生え抜き監督での優勝は球団史上初。
終ってみれば2位巨人に9ゲームの大差をつけての圧倒的Vだった。
<この年に活躍した選手達>
最多勝(18勝)・勝率1位の小野。
前年プロ初登板でノーヒットノーランを達成した近藤。
セーブポイントのプロ野球記録を達成しMVPに輝いた郭。
三冠王の落合。新人王獲得の立浪。
ゲーリー、仁村兄弟。
日本シリーズでは西武ライオンズに1勝4敗と敗北。
なお、優勝パレードが予定されていたが昭和天皇の体調悪化により自粛に至った。
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