AP通信がマヤの長老であり、マヤ文明の権威としても有名なApolinario Chile Pixtun氏にインタビューした。
AP通信によると同氏は、最近マスコミから「2012年人類滅亡説」に対する彼の
見解についての問い合わせが殺到し、疲れ果てているという。
彼らは口を揃えて、「2012年に地球は本当に滅亡するのか」と質問するそうだ。
その度に、「マヤ族はそのような予言をしたことがない」と首を横に振る。
「西洋のマスコミが勝手に作った話。マヤやキリスト教の終末論は、
人々を不安にさせるだけだ」。
「2012年人類滅亡説」は、マヤ文明において使われていた暦の1つ「長期暦」が
2012年12月21日ごろに区切りを迎えることから連想された終末論。
同文明では、1つの周期の終わりが滅亡に結び付くと考えられることもあった。
確かに、地球温暖化により世界各国で地震や津波が発生したり、
新型インフルエンザが流行したりと、“滅亡へのカウントダウン”が
始まっているのかと錯覚しそうな出来事が起こっている。
しかし実際に、ユカタン半島に住むマヤ族の最大の関心は、
明日雨が降るかどうかだ。
2012年に大雨が降り、大地が潤えばと願うものも少なくないそう。
1999年の「ノストラダムスの大予言」もそうだったが、
その日が近づくにつれて不安が高まる。
【ロケットニュース24参照】
映画「2012」予告編