ワールドチャンピオンのハミルトン擁するマクラーレン。
2009年マシンはここ最近過激さが目立ったマクラーレンにして、
コンサバな印象があるマシンに仕上がっています。
しかし細部を見ると、考えられた結果が反映されており、所々にはらしさも残っている。
フロントサスペンションは、床下への空気流を考えさらに高くなった印象。
特徴的なのはサイドポッド。アンダーカットはされず、ローバックダウンもされていないシンプルな構造。
これは新しいトレンドになっていくのでしょうか。
かっこいいのは、リアウィングのエンドプレート。
独特な形状をしていて、後方渦流の押さえ込みが見うけされます。
トータルでのバランスを見ていると、今年もやってくれそうな期待が膨らみます。
「主要諸元」
形式 マクラーレンMP4-24
シャシー マクラーレン成型カーボンファイバー
サスペンション 内装トーションバー/ダブルウィッシュボーン配置のプッシュロッド、
ベルランクによるダンパーシステム(前後)
ダンパー コニ製
エレクトロニクス マクラーレン・エレクトロニック・システムズ製
ボディワーク構造 一体型エンジンカバー&サイドポッドカバー、
分離式フロアセクション、フロントウィング一体型ノーズ
タイヤ ブリヂストン・ポテンザ
無線 ケンウッド製
ホイール エンケイ製
ブレーキ アケボノ製
ブレーキマスターシリンダー アケボノ製
バッテリー GSユアサ製
ステアリング マクラーレン製パワーアシスト
機器 マクラーレン・エレクトロニック・システムズ製
ギアボックス セミオートマチック、7速+リバース1速
ドライブシャフト マクラーレン製
クラッチ 手動式
「エンジン」
形式 メルセデス・ベンツFO108W
排気量 2.4l
気筒数 8
最高回転数 18,000rpm(FIA規定)
Vアングル 90度
ピストン口径 98mm(FIA規定)
バルブ数 32
燃料 Mobile1製無鉛(5.756%のバイオ燃料含む)
潤滑油 Mobile1製(低摩擦、耐摩耗性潤滑油)
重量 95kg(FIA規定重量)