北京オリンピックの陸上男子ハンマー投げで5位に終わった室伏広治が、
繰り上がりで3位になり、銅メダルを獲得する可能性が高くなった。
銀、銅メダルだったベラルーシの2選手がドーピング検査で陽性反応を
示したことが判明。室伏は2004年のアテネオリンピックでも1位選手の失格で
2位から金メダルに繰り上がっている。
陽性反応を示したのは、81m61で銀メダルを獲得したワジム・デビャトフスキー
と、81m51で銅メダルだったイワン・チホンの2選手。
競技後のドーピング検査で陽性反応を示し、予備検体の検査でも陽性反応が
出たという。
チホンの代理人は「(筋肉増強効果のある)テストステロン数値に問題があった
と聞いている。ベラルーシ陸連が対応している」と認めた。
違反が確定すれば、80m71で5位だった室伏は3位に繰り上がる。