金魚さんのお腹が膨れる、仰向けになってそのままプカプカ水面に浮く・・・
こんな症状が見られるときは、「転覆病」になってしまった可能性があります。
転覆病は、これから寒くなるとき気をつけなければならない金魚さんの病気のひとつです。
でも、治療は意外と簡単で、治ることが多いのも特徴。諦めないで治療してあげてください。
以下、金魚が転覆病になってしまう原因や治療法についてです。
転覆病とは?
リュウキンさんや、ランチュウさんのような丸い金魚さんがよくかかります。
転覆病は細菌性の病気ではなく、金魚さんの体質や体調が関係している病気なんです。
体調不良になってお腹にガスがたまることで、そのままお腹が水面に浮いてしまいます。
よくあるパターンは、秋~冬のような気温が低い時期に消化不良になるケース。
寒くて食べた餌をうまく消化できなかったときは、お腹にガスがたまってしまうようです。
症状は、ます、初期だとお腹が膨らんだままぷかぷか水面に浮かんできます。
必死に水の中へ行こうとしますが、お腹のガスのせいで潜ることや泳ぐことができません。
そのうち、水から出た部分が干からびてしまったり体力がなくなると死んでしまう病気です。
転覆病には、「先天性」のものと「後天性」のものの両方があるようです。
先天性は、生まれつき金魚さんの体に遺伝的に問題があって転覆病になるケースです。
先天性の場合は残念ながら助からないことが多いようですが、後天性ならば治療で回復
してくれるケースが多いのが特徴。初期の場合、治療すれば治る可能性は充分あります。
転覆病の治療
・ヒーターで、水温を25℃前後に保つ。
・0.5%塩水で、塩水浴させる。
・一週間ほど絶食。水草もなし。
まず、バケツなどの容器に金魚さんを移して水温をあげ、1週間ほど絶食させます!!0.5%塩水(水1リットルにつき、塩5グラム入れます。)を作り、そこで塩水浴をさせながらヒーターでゆっくりと水温を上げていきます。
この時、水草は必ず抜くべし!!(塩水だと枯れてしまうのと、金魚さんを絶食させるため)
水温は、イッキに25℃に設定するのではなく、一日に5℃くらいづつゆっくり上げます。
いきなり水温を上げるとびっくりしてしまうので、少しづつ少しづつ・・・
水温が上がってくると、お腹があったまるので消化不良が治ってきます。
溜まっていたフンがたくさん出てくることもあって、びっくりしますが・・・(((゜▽。)))
少しづつでもフンやガスが出ると、金魚さんはすぐ元気になります。
ただ、3日~一週間は様子を見るために餌は絶対与えないでおくのがポイント!!
(↑溜まっているものを全部出して、内臓と体を休ませてあげるのが目的だそうです)
フンがたくさん出たら、水質悪化を防ぐために網などで取りのぞくことが大切です。
塩水は痛みやすいので、フンを出している場合はネットなどでこまめに取りのぞくようにします。
そして、塩水は3日に一度くらいの割合で半分だけ水換えをします。(水換えするときは必ず、
同じ水温で、同じ濃度の塩水を使うことがポイントです。)
転覆病の予防
・寒いときは欲しがっても餌を与えすぎない。
・ヒーターでしっかり保温しておく。
金魚が転覆病になってみて、やっぱりこの2つが一番の予防なのかなと思いました。
うちの金魚さん、吸い込むように餌を食べるのでそれで消化不良になったと思われます。
どうなることかと思ったけど、ヒーターを入れたら半日で回復して泳いでました・・・(笑)
プカプカ仰向けになっているから、本当に心配になってパニックになるんですが・・・
治療すれば治るんだなぁと分かって本当によかったです。
普段使わないんですが、ヒーターを用意しておいて本当に良かったと思いました。
これからの季節、転覆病にならないよう気をつけたいです。
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