今回の東京周遊は1日だったのですが、その際に利用したのが「はとバス」です。本記事は「はとバス」の宣伝ではありませんが、料金と観光内容が充実しておりなかなかお勧めのプランでした。まあ、おのぼりさんというイメージがありますが、意外と地元の人も利用しており、ちょっと想像と異なっていました。
■はとバスとは(ウィキより)
東京で初めて定期遊覧乗合バスが運行されたのは、1925年12月15日、上野を起点として日比谷公園・銀座通り・愛宕山・明治神宮などを遊覧するバスが東京遊覧乗合自動車により運行開始されたものに端を発する。これは純然たる路線バス扱いであり、途中の下車観光地から乗車した場合の運賃も定められていた。しかし、東京遊覧乗合自動車は経営基盤が脆弱であったため、事業縮小を余儀なくされ、1926年6月17日に、大株主であった東京乗合自動車に路線を譲渡した。東京乗合自動車はその車体色から「青バス」と呼ばれる愛称で親しまれていたが、この遊覧路線に使用される車両については黄色い車体とされた。
昭和に入ると、遊覧自動車事業(貸切バス)は好調となり、東京乗合自動車でも1933年5月にはジャパン・ツーリスト・ビューローと提携し、日本では初めての貸切バス長距離運行となる「東海道五十三次遊覧自動車の旅」を催行した。さらに、1937年4月1日より、新橋駅を拠点として日比谷のコーヒーホールや浅草六区、吉原遊郭を周遊する夜出発の遊覧バス運行を試みるなど、意欲的な試みが目立った。1938年4月1日に東京乗合自動車が東京地下鉄道に吸収合併された後も、遊覧自動車事業の展開は進められたが、戦時色が濃くなる中、1940年9月18日に警視庁から遊覧バス一時休止の指示が出たことにより、東京における第二次界大戦前の遊覧自動車事業は終了を余儀なくされた。
◇戦後の創業期
終戦後、荒廃した東京に遊覧バスを再度運行するために、1946年3月27日に「日本観光株式会社」が設立された。しかし、市民の関心は終戦後の混乱で切迫した日常生活に追われている状態で、既存のバス事業者も休止されていた路線を再開することに専念している状態であり、監督官庁の理解を得るには時期尚早という状態であった。それでも陳情を続けた結果、1948年には、東京都交通局より路線バス・貸切バスの事業権と車両6台の譲渡を受けた。この時、東京都からは「多方面からの支援や協力を得るためには、新会社を設立することが望ましい」という方針が示されたことから、1948年8月14日に「新日本観光株式会社」が設立され、本社は上野に、車庫は中野に設けられた(のちに文京区指ヶ谷にも設置)。創業時の事業内容は団体貸切バスのみで、1949年1月1日に成田山新勝寺初詣のバスを運行したものが最初である。その後、三浦半島・箱根方面へも営業エリアを拡大してゆくことになるが、代用燃料車両は性能が悪い上に信頼性も低く、故障が頻発したという。
続いて、同社本来の事業である定期観光バスの運行開始を急いだが、当初の申請にある東京駅発・新宿駅発の1日遊覧コース計画は、当時の燃料事情や車両事情において計画通りの運行は困難とみなされた。そこで、上野駅を出発し、上野公園・お茶の水・皇居・国会議事堂・帝国ホテル・築地・歌舞伎座・日本橋・浅草寺などを半日で周遊し、下車観光地は皇居前・赤坂離宮・浅草公園・上野公園の4箇所としたコースを考案した。当時の燃料事情でも半日コース程度であれば問題ないと判断されたことから、1949年3月1日付で認可を取得し、1949年3月19日より「東京半日Aコース」の運行を開始した。当初の運賃は250円であった。「東京半日Aコース」は、その後発着地や下車観光地の変化はあるものの、2009年2月現在でも運行が継続されている(皇居前広場(下車)→浅草観音・仲見世→レインボーブリッジ(通過)→お台場(通過)→東京タワー(展望)→国会前(通過))。
定期観光バスの車両には、平和のシンボルとして鳩が描かれていたことから、役員会において「はとバス」の愛称を決定し、鳩マークの横に表示した。また、1950年3月には新たなシンボルマークが制定された(後述)。1950年代後半になると、世相も落ち着いたことから観光需要は急増した。新日本観光でもディーゼルバスの導入を続け、1953年にはリアエンジン式の大型バスを導入するようになった。また、この頃から同社の車両は天窓を装備するようになっている。
写真11
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東京駅の前にある、はとバスの乗り場です。バス停かと思いきや乗り場が8つくらいあり、専用の待合室やトイレまであります。ちょっと「はとバス」なめていました・・ここまで大規模とは。
写真12
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引率してくれたガイドさん。写真掲載もOKしてもらい記念撮影。
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バスの内装。最新型のバスで宇宙船のような天井です。
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