奴隷解放の英雄フィッシャー・タイガーは死に、タイガーを売った人間達に報復しようとしてアーロンは投獄されました!アーロンは人間がタイガーを死に追いやったと言い、新聞には『人間に献血を拒否され タイヨウの海賊団船長フィッシャー・タイガー死亡』と掲載されました。人間に裏切られ 人間への恨みで自ら血液を拒み、さらに奴隷だったという無残で名誉も傷つける英雄タイガーの真実をアーロンは吐くまいとアラディンが言います。
フィッシャー・タイガー亡き今でももう引き返す事はできないと、タイヨウの海賊団は船長を新たに“海峡のジンベエ”とし 止む事のない戦いに明け暮れました。海軍本部にて、ジンベエの強さが尋常ではなかったと言うストロベリー少将!
ジンベエは、竜宮城のネプチューン王やオトヒメ王妃だけには全ての真実を伝えるべきと、タイガーの真実を手紙で伝えました。オトヒメ王妃は来る日も来る日も駆け回って 難破船の人命救助、島の子ども達への地上講習、署名活動、街頭演説をし続けました。しかし、これまでに署名をした人からも取り消しをお願いされ、500万人いる魚人島の人口のうち1000人集まっていた署名は無くなってしまいました。子ども達から離れ号泣するオトヒメ王妃!
そして酒で酔って国中へ自分の想いを放送!魚人や人魚は水中だけでも生きていけますが、広い海の中 暗い海底で、この場所だけを選んで住んでるのは小さな光と空気があるからだそうです。しかし地上にはもっと大きな光、もっと高い空があります。行ってはいけない場所なんてあるはずないのに、何か大人びた理由をつけて自分を納得させ諦めてるだけじゃありませんか!?勇気を出して一番欲しいものを欲して下さい!その障害が“人間”ならばみんなでぶつかりましょうよ!そうすれば魚人島の子ども達の生きる未来が少しだけ変わるかも知れないと訴えます!
オトヒメ王妃の理想から考えると、魚人島の人達は本当は地上に住みたいようですね。いつから魚人島に住んでいるのでしょうか。生まれた土地で生きるのではなく国の移住を望むという事は、魚人や人魚は魚人島で発祥したのではなく、差別により魚人島へ住まざるを得ないという追いやられている状態という事でしょうか?
ある日ジンベエが王下七武海に勧誘されました!この時ジンベエの懸賞金は2億5千万ベリー!ジンベエは自分が七武海になれば、政府の恩赦で海賊などやりたくない者達も追われる事なく暮らす事ができ、何より魚人族が世界政府に近づけると考えています。しかし少々恩赦による不安要素もあると言います。この頃のホーディはネプチューン軍兵士!
タイヨウの海賊団 船員アーロン釈放!アーロンは、ジンベエに政府の狗になるんだなと言い、ジンベエはタイガーと同じように 恨みや怒りに生きるのはよせと言います!アーロンは同胞達も連れアーロン一味に戻ると言い、どうしても止めたきゃ今ここで おれを殺せと迫り、自分こそが魚人族の怒りだと主張!生意気言うなとジンベエがアーロンを殴りました!しかし魚人街で共に育った弟分の息の根までは止められず、ジンベエとアーロンは分裂!アラディンは、もしもの時はおれ達の手で必ず止めに行こうと言います。タイヨウの海賊団はジンベエの七武海加入とアーロンの帰還により、ジンベエ、アーロン、マクロそれぞれ3つの派閥に別れました。
魚人島正面入口にて緊急事態!天竜人の乗る巨大難破船が緊急入国を求めてきました!オトヒメ王妃はすぐに救急部隊を海岸へ配備し、自分も向かいます!オトヒメ王妃は天竜人に暗殺されてしまうのでしょうか?
→第623話 “海賊フィッシャー・タイガー”
→第625話 “受け継がない意志”