Q.撮影したデータをどう保存したらいいの?
よく相談されることの一つで、
撮影したデータの『管理』をどうしましょう?と聞かれます。みなさんデジカメを撮影してみたものの、その後の処理に困っている方も多いようです。便利でどんどん撮影してみたものの・・・。
では、今回は『保存』と『管理』に分けて考えていきましょう。
保存と管理は一見同じような意味なのですが、今回は
『保存→危機回避』、
『管理→快適性』という面で説明します。
■データ保存方法は3つ
まず、データを保存するには、大きく分けると3つに分けられます。
1.メモリカードにそのまま残す(CFカードやSDカード)
2.パソコンのHDDに残す
3.DVDなどの媒体に残す
■データは一瞬で消えてしまいます
デジカメの写真データは、ネガフィルムと違い
『データ』ですので、消えるときには一瞬で消えてしまいます。人為的なミス・停電・磁気・紫外線・衝撃など理由は多くあります。ですので、出来る限り
『複数残しておくこと』が重要です。つまり撮影してきたカードは『PCのHDDに保存するまでは消さない』のが重要です。
しかし、PCのHDDも絶対安全ではありません。特にネット環境に接続されているパソコンですと外部からの侵入も警戒しなくてはいけません。ですので、USB等で外付けHDDに保管し、DVDのバックアップを作成しておくことが最良です。
■対処方法は?
では、どのようにすればいいのでしょうか?まとめました。
1.撮影したカードは早急にHDDへ保存
2.HDDからは一定時期でDVDへ保存(出来れば外付けHDDがお勧め)
3.DVDは直射日光が当たらない場所で保管します。
→DVDも永久ではありません、10年位で劣化するものもありますので再バックアップも将来必要になります。今後はブルーレイもいいでしょう。
メモリカードも大容量化され、何回の撮影にも容量的には収納できるようになってきましたが、定期的にフォーマットしないとレスポンスも悪くなってきます。メモリカードも出来れば、一定期間で初期化し、断片化を防ぎましょう。
■HDDでの管理は?
次にHDDに大量に保存したデータの管理ですが、各メーカーから写真管理ソフトは発売されています。無論これを利用してもいいのですが、ウィンドウズの『エクスプローラー』を利用しても十分閲覧は可能ですし、XP以降標準になっている『ピクチャー&FAX』でも閲覧は可能です。
■フォルダ管理のコツ
ここで一つ効果的な保存方式ですが、各フォルダに年号と日付をフォルダ名の頭に名前を変更します。フォルダ名を「○○旅行」とすると、後々時系列に分けることが出来ず、閲覧が困難です。「20110301○○旅行」と名前をつければ時系列に見ることができ閲覧が容易になります。
■安全な保管・管理をしましょう
カメラの性能や撮影技術のほかにも、撮影後の管理も重要なデジタルカメラライフの一部です。是非一工夫し、安全な保管と、管理閲覧を心掛けてください。