『夢』の語源は『黄泉』らしい。
つまり、あの世ってこと。
寝ている時、魂は霊界に行く(または近付く)と言うけど、昔からそう考えられてたってことになる。
よく「亡くなった○○さんが夢枕に立った」と言うけど、
相手が現世の私達を訪ねて来たのではなく、私達の魂が会いに行ったってことになる。
私は、心霊相談を受けると、霊の訴えを夢に見る。
どんな死に方をしたのか・・・。
どんな心残りがあるのか・・・。
どれだけ哀しいか、悔しいか、苦しいか・・・。
それから解放してやれば、彼等は上に行ける。
相談を受けてない時でも、霊が夢の中で訴えてくることがある。
霊は自分の苦しさをわかってほしいと思っているのだろう。
忠告してくることもある。
私達を助けようとしてくれる場合もあるのだ。
亡くなった誰かが夢に現われて、何かを訴えたら、それは死者からのメッセージかもしれない。
できることなら、彼らの望みを叶えてあげてほしい。
私が見た夢の話を一つ書こう。
友人と二人、ある山のペンションに泊まった時の事だった。
夜中に、カツーンカツーンとコンクリートに響く足音で目が覚めた。
木造の建物なのにおかしいと思った。
部屋の中を見渡すと、かわいいカーテンがかかった大きな窓があったはずなのに、
高い場所に鉄格子のついた小さな窓しかなかった。
木肌のぬくもりが伝わっていた壁は、冷たいコンクリートになっていた。
自分が寝ていたはずのフカフカのベッドも、冷たく固い物になっていた。
重たい鉄のドアがギイーっと開く音がした。
そちらを見ると、軍服を着た日本兵二人と白衣の男性がいた。
私は友人を呼ぼうとしたが、声が出なかった。
というより、部屋の中に友人の姿はなかった。
私と同じように、縛り付けられた姿で、鉄パイプのベッドに転がされた、数人の人がいただけだ。
一人の日本兵は私に近付くと、白衣の男性に話しかけた。
「この新薬の効き目はどうかな」
「自信ありますよ」
日本兵の手には、注射器が握られていた。
『注射されると死ぬかもしれない』
私は必死に逃げようとした。
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目が覚めなければ、もしかしたら・・・と、思った。
あの近くに、戦時中、そういった建物があったそうだ。
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