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Lv.25
「甘いものばかりを食べていると虫歯になりやすい」と言うのは何となく解っていても、どうしてそれが虫歯の原因になるのかをはっきり知っている人は案外少ないのではないでしょうか。むし歯は、主にミュータンスレンザ球菌(以後ミュータンス菌)という細菌による感染症です。ミュータンス菌が、甘いもの(主にショ糖)をエネルギーとして作り出すネバネバ(グルカン)によって、歯の表面にフィルム状の細菌の被膜デンタル・プラーク(バイオフィルムとも呼ばれる)を作ってしまいます。その結果、プラーク中の細菌がつくりだす酸によって歯の表面のphが下がり(酸性になり)、歯のエナメル質が溶かされてむし歯になってしまうのです。とても小さい虫歯(虫歯のでき始め)であるならば、簡単な虫歯処置で済む場合もあります。大切な歯を痛める前に、早期発見・早期治療が大事である事は言うまでもありません。歯医者さんに行くと、虫歯の事を暗号の様な呼び方で状態を表現していますが、その意味が分かれば事の重大さに気づく事があるかもしれません。
歯科 通販<o:p></o:p>
C1<o:p></o:p>
虫歯の初期段階で、エナメル質(歯のいちばん固い外側の部分)が細菌に溶かされはじめます。C1の段階は、白いエナメル質の部分が乳白色やわずかに茶褐色になります。痛みなどの自覚症状は、ほとんどありません。自分で発見する事は難しいかもしれません。<o:p></o:p>
C2<o:p></o:p>
細菌が象牙質(エナメル質の次にある部分。歯の神経を守る壁)にまで達しています。C2の段階は、色が茶褐色から黒色になってきますので、ご自身でも虫歯であると分かります。<o:p></o:p>
冷たい物がしみるようになり、更に症状が進むと熱い物がしみるようになります。また、固い物を噛むと痛い、疲れると痛くなるなどの自覚症状がでてきます。<o:p></o:p>
C3神経が生きている場合<o:p></o:p>
虫歯がさらに進行し、神経(歯髄)にまで達しています。神経に炎症をおこしていますので、どんどん痛みがひどくなってきます。しかし、歯髄炎:Pul)歯髄の腫れが神経を直接圧迫するので、急にひどく痛んだり、熱い物、冷たい物に敏感になります。神経(歯髄)をとりのぞき、根の治療=根管治療をしますので、5〜6回程度の通院が必要です。<o:p></o:p>
根尖性歯周炎
治療を受けずにほおっておくと痛みが止まる事があります。これは、神経が死んで感覚がなくなってくるからです。<o:p></o:p>
C3〜C4 神経が死んでいる場合<o:p></o:p>
穴がどんどん広がって、歯がほとんどない状態です。歯の根の先にまで虫歯が進行しています。ここまできたら歯を抜く可能性が高くなりますが、歯根の状態が良ければ歯根を残し、さし歯を被せる事ができます。<o:p></o:p>
歯根膜炎:Per
急に歯肉や顎が腫れたり発熱する事があります。神経が死んでいるので、冷たい物がしみる事はありません。しかし、熱い物を口に入れたり、体が温まる(夜間、入浴時等)と、強く痛む事があります。根管治療をして、消毒を繰り返し行いますので、7〜8回程度の通院が必要です。<o:p></o:p>
歯の根は前歯で1本、奥歯では2〜3本とたいへん複雑に枝分かれていますので、治療するのに多くの時間を要します。炎症をおこした部分を完全に取り除かないと、再発する恐れがありますので、根気強く最後まで治療する必要があります。 <o:p></o:p>
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