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Lv.25
むし歯の場合には、悪いところを完全に取り除いて適切な処置が行われれば、簡単(短時間)に治ります。歯周病も歯科医院に行ってちょっと治療すれば簡単に治ると思っている人が多いようですが、そのようなケースは非常に稀です。まず歯周病治療の前に知っておきたい原則を列記します。<o:p></o:p>
歯周病治療の原則<o:p></o:p>
大部分の口腔疾患は細菌が原因の感染症です。<o:p></o:p>
慢性疾患であり、コントロールはできるが、完全な治癒は難しい。<o:p></o:p>
歯周ポケットから歯石、プラークを完全に除去することは、組織・細菌学的には不可能である。<o:p></o:p>
歯周治療後のポケットは、メインテナンスをしなければ再び感染する。<o:p></o:p>
歯周病治療の全体的な流れは以下のようになります。<o:p></o:p>
診査・診断
歯周ポケットの深さ、歯肉からの出血の有無、歯の動揺度を特殊な器具を用いて調べます。またX線診査により歯槽骨(顎の骨)の状態を調べて、歯周病の進行状況を診断します。<o:p></o:p>
患者教育
歯磨き習慣を含めた生活習慣の見直しを行い、その改善を促します。また、正しいプラークコントロールの方法を身に付けるために、口腔清掃指導(ブラッシング指導)を行います。これは、各人に最も適したブラッシング法を指導したり、歯ブラシだけでは磨けない歯と歯の間を清掃するデンタルフロスや歯間ブラシの使用法などを指導する重要なステップです。
歯科用オートクレーブ<o:p></o:p>
プラークコントロール
パーソナルプラークコントロールとは、皆さんが行う毎日のブラッシングのことです。プロフェッショナルプラークコントロールとは、歯科医や歯科衛生士が行うクリーニング(歯石除去や歯周ポケット内の清掃)を指します。このプラークコントロールは治療の最も重要なステップであり、難しいところです。<o:p></o:p>
再評価
適切なプラークコントロールが行われると、歯周組織の状態は改善され、メインテナンスに移行します。しかし、改善されない場合には再度クリーニングに戻り、改善されるまで繰り返されます。<o:p></o:p>
メインテナンス
改善した歯周組織の状態を長く維持していくために、1カ月、3カ月、または6カ月ごとの定期的なプロフェッショナルクリーニングを受けていただきます。この段階でも、もしも後戻り(悪化)が認められると、再度ブラッシング指導を受けていただくことがあります。<o:p></o:p>
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