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上下の歯が適切に咬み合っていない状態を不正咬合といいます

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2019年3月7日

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こどもで始めるメリット 受け口、出っ歯、凸凹は大丈夫?<o:p></o:p>

受け口や出っ歯、歯の凸凹など歯並びについて早い年齢で矯正医に相談されることは、お子さんにとって治療期間と費用を最小に、そして治療効果を最大にする大きなメリットがあります。実際には、その場ですぐ治療を行うのではなく、最適な治療時期や、いつ、どのような治療を受ければ良いかなど正しい情報をえる機会になります。<o:p></o:p>

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「こどもはいつ受診(初診相談)すれば良いのか?」とお父さん・お母さんから訊かれることがよくあります。これは「受診すること」イコール「矯正歯科治療を開始すること」と思われているためではないかと考えます。<o:p></o:p>

しかし、決してそうではありません。治療開始のタイミングは、歯並びの状態や成長発育の段階などを含めて総合的に判断します。つまり、不正咬合に気づいたら、一度相談されてみて、その上で治療開始のタイミングが早いようであれば、矯正医とともに観察を続けながら治療開始の最良の時期を待つことをすすめます。矯正医の管理のもとで定期的に観察を行うことは、お子さんの成長変化を把握する上での貴重なデータとなります。 <o:p></o:p>

「相談する時期は?」歯並びの相談を受けられる時期をあえて言うなら、小学1・2年生が一つの目安かと思います。1年生になったら、「矯正は必要なの?」「いつ始めればよいの?」と相談していただくことをお勧めします。<o:p></o:p>

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治療は、お子さんの小さい時期に開始されれば、早ければ早いほうがよい、と言うわけではありません。しかし、適切な時期に治療を開始した結果、成長が終了してからでは治しにくいものがきちっと治るということがあります。たとえば、歯を抜かずに治せたり、歯を抜く場合でも本数を減らす、あごの成長をコントロールすることで手術を必要とする治療の可能性を減らす場合があります。 <o:p></o:p>

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こどもの不正咬合<o:p></o:p>

上下の歯が適切に咬み合っていない状態を不正咬合といいます。上顎(あご)と下顎の位置がずれている骨格性のもの、歯と顎の大きさのバランスが悪いことによって歯ならびが凸凹になったり、すきまが生じる歯性のもの、またそれらが合わさったものなどさまざまな種類があります。舌や口の周りの軟組織(皮膚・筋肉・小帯など)も歯ならびに影響し、不正咬合を生じさせる原因となることがあります。<o:p></o:p>

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歯ならびが悪いと、こどもにとって肉体的なものばかりでなく、しばしば精神的にも負担となります。むし歯・歯槽膿漏・外傷(前歯が出ているお子さんでは歯をぶつける頻度が高い)および顔の歪みの誘因となったり、食物をよく咬むことが出来ず消化器官、胃や腸に負担がかかる、正しく発音しにくいことなどが考えられます。また特に見た目を意識した場合は社交性が乏しくなることがあります。<o:p></o:p>

こどもの矯正は、上記問題を生じさせないよう早期発見・早期改善・成長の管理と予防を行うことでお子さんの健全な発育を促します。<o:p></o:p>

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