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Lv.25
歯が2、3本抜けても何も問題ないとお思いではありませんか?<o:p></o:p>
しかし実際は1本でも歯が抜けてしまうと、その隣の歯に影響が及びます。歯の抜けた部分が空洞になってしまった上に、噛むごとにかかる負担が大きくなるからです。抜けた部分の歯の負担を受け続けた歯は耐え切れずに割れてしまったり、傾いてしまったりします。その隣の歯が抜けてしまったら、更にその隣の歯が……、と悪循環に陥るのです。<o:p></o:p>
近年ではインプラントや入れ歯など、人工歯の技術が発達していますが、やはり自身の歯でしっかり噛めるのに越したことはありません。歯科医院は歯が痛くなってから通うものとお考えかもしれませんが、それは非常にもったいないことなのです。歯科医院は「歯が痛くなる前の、健康な歯を維持するための、定期的に予防するための場所」としてお越しください。<o:p></o:p>
「8020運動」とは、「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という、1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している運動です。20本以上の歯があれば、ほぼ支障のない健康的な食生活が送れると言われています。運動開始当初は80歳〜84歳の8020達成率は7%程度(平均残存歯数4〜5本)でしたが、厚生労働省の調査(2005年(平成17年)歯科疾患実態調査)によると、21.1%、85歳以上でも8.3%にまで伸びてきています。ちなみに60歳〜64歳で20本以上の歯がある確立は運動開始当初の40.1%から 70.3%まで伸びており、確実に自分の歯を保っている方が増えています。<o:p></o:p>
スケーリング(歯石・歯垢除去)<o:p></o:p>
スケーラーという器具を使用し、歯や歯周ポケット内に付着した歯石やプラーク(歯垢)を除去することです。歯石や歯垢は虫歯菌・歯周病菌の巣窟で、放置しておくと繁殖していき、歯や歯の周りの骨をボロボロにします。プラークはブラッシング(歯磨き)で取ることができますが、歯石になってしまうとスケーリングするしかありません。スケーリングをするためだけでも、定期的に歯科医院へ通うことをおすすめします。<o:p></o:p>
ブラッシング指導<o:p></o:p>
歯石になるまえのプラークはブラッシング(歯磨き)で落とすことができます。しかし、プラークはバイオフィルムという膜を作って自らを守るという厄介な性質があり、なかなか落ちません。誰もが皆、磨けていると思っているのに、案外磨けていない。それがブラッシングの現状なのです。<o:p></o:p>
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