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Lv.25
歯周病とは歯槽膿漏とも言われ30代後半の八割がかかっている病気です。歯を失う原因の50%が歯周病と言われており、糖尿病、脳卒中などと同様の生活習慣病の一つです。歯周治療は歯科治療の基本で、歯周病を改善してからでないと虫歯治療、審美治療、インプラント治療などができません。<o:p></o:p>
歯周病は大きく分けると歯肉炎と歯周炎に分けられ、「歯肉炎⇒歯周炎」というように進行していきます。<o:p></o:p>
◎ 歯肉炎
歯周病の初期段階の状態で、歯肉に炎症が限局している状態です。<o:p></o:p>
◎ 歯周炎
歯肉だけでなく歯槽骨などの歯周組織まで炎症が波及し歯槽骨などが破壊されてしまった状態です。<o:p></o:p>
歯周炎が進行すると最終的には歯が抜けてしまいます。歯周炎が重度まで進行してしまうと治癒が非常に困難で、治すことができないことも多々あります。<o:p></o:p>
軽度の歯周病<o:p></o:p>
歯肉炎をおこしたような軽度の歯周病の治療は、レントゲン撮影を行い、歯周ポケットの深さを測定して診断します。歯周ポケットがあまり深くない場合ですのでプラークや歯石を除去し、ブラッシングのチェックを行います。自分の磨きにくい場所を認識しその場所を十分にブラッシングすることにより、たいていの場合は改善されます。<o:p></o:p>
中等度の歯周病<o:p></o:p>
軽度の歯周病の症状に加えてさらに、歯を支えている骨が半分くらい溶けていきます。少し歯がぐらぐらするようになり、歯が浮いたような感じがし、だんだんと硬いものが噛みにくくなってきます。 歯周ポケットはさらに深くなり、プラークによって歯肉が腫れているのでさらに深く細菌が進入していきます。そして歯根に歯石が付いてきます。こうなるとポケットの中まで歯ブラシの毛先が届かないし、歯肉からの出血や痛みを感じるのでさらに歯磨きができず、より病気が進行していきます。 この治療のためには軽度の歯周病の治療の他にさらに歯肉縁下の歯石の除去が必要になり、検査も精密に行います。治療期間も軽度の場合よりも長くなります。1〜2か月の期間が必要になります。<o:p></o:p>
重度の歯周病<o:p></o:p>
この時期になりますとさらに歯を支えている骨が大分なくなってきています。歯肉の腫脹も頻繁に起こってきます。中等度の歯周病の治療の他に、歯周外科による手術も必要になる場合があります。治療期間も中等度の場合よりもさらに期間がかかります。
マイクロモーター<o:p></o:p>
一般的には、中等度・重度の場合はメンテナンスが必要になります。
歯石を除去して十分にブラッシングしていても、必ず歯石は沈着してきます。その歯石は歯周病の菌で一杯です。口の中の歯周病の菌の数を減らさなければ歯周病はどんどん進んできますので、定期的に歯石の除去が必要です。
また、自分で十分にブラッシングができていると思っていてもいつのまにかおろそかになっていることが多く、歯科医や歯科衛生士によるブラッシングのチェックは欠かせません。<o:p></o:p>
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