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歯周病は、歯周病の原因菌により歯を支える骨が破壊される病気です。一度破壊された骨は元に戻すことができません<o:p></o:p>
レントゲンによる検査<o:p></o:p>
歯周病は、歯周病の原因菌により歯を支える骨が破壊される病気です。一度破壊された骨は元に戻すことができません。そのため歯周病のリスクを知るためには、X線撮影をしてどこまで骨が破壊されているのか知ることが、それ以上に悪化さえないためのリスクヘッジになるのです。それぞれの患者さんの歯周病のリスクを調べるために歯周組織検査と同時に歯と歯肉の内部の骨の状態を調べるX線写真検査はとても重要です。<o:p></o:p>
プロービング<o:p></o:p>
歯周組織の検査をするために、プローブという先端に目盛がついている器具を使い、歯と歯ぐきの間の溝の深さを測ります。歯と歯肉の間には溝があり、健康な歯では溝の深さが2〜3mm程度ですが、歯周病を発症して歯ぐきが腫れたり、歯を支える骨が溶けたりすると、歯と歯肉の間の溝は深くなり、4mm以上になるとリスクが高い歯とされます。また、歯の溝の深さを測るのと同時に、プロービング時の出血の有無もチェックします。歯ぐきの腫れなど表面上は問題なく見えても出血が見られる場合は、歯周ポケット内部で炎症が起きていることがあります。<o:p></o:p>
スケーリング・ルートプレーニング<o:p></o:p>
歯周病の原因は、むし歯と同じく歯の表面に付着したバイオフィルムの中で繁殖する細菌です。バイオフィルムは唾液中の栄養と結びついて石のように固い物質になります。これが歯石です。歯石の表面の凹凸に細菌が付着しやすく、歯ブラシの先が届かない凹凸の中で繁殖した細菌が歯周病の原因になります。<o:p></o:p>
そのため、バイオフィルムを破壊するだけではなく歯石の中の細菌も除去しなければ、歯周病の進行を止めることができません。<o:p></o:p>
歯周病の原因となるバイオフィルムが増殖している場所は、歯と歯肉の間の歯周ポケットの中ですから、患者さんが歯ブラシしただけでは除去することはできません。そのため歯周ポケットの中でバイオフィルムが歯石となって歯の根に付着するのです。<o:p></o:p>
歯石となったバイオフィルムは強固に歯に付着しているため、スケーラーという専用の器具を使用して取り除くスケーリングをした後、歯の表面をツルツルに滑らかにしてバイオフィルムが付きにくくするルートプレーニングをおこなうことによって歯周病の進行のリスクを軽減することができます。<o:p></o:p>
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