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「歯にいい食べ物」と「歯に悪い食べ物」に関する定義はいくつかあるだろうが、今回は前者を「丈夫な歯をつくるために寄与する飲食物」、そして後者を「虫歯や歯周病を招く恐れがある飲食物」という観点で上田さんに解説をしてもらった。歯科電解研磨機
まず、「歯にいい食べ物」についてだが、よい歯をつくるためには「栄養バランスのよい食事をすることが最も大切です」と上田さんは指摘する。そのうえで、あえて特に必要な栄養素を挙げるのであれば、「カルシウム」「たんぱく質」「ビタミンA、C、D」が該当するという。歯面清掃用ハンドピース
カルシウムは、歯の表面の硬い層であるエナメル質をつくる栄養素で、たんぱく質は歯の主体となる象牙質をつくっている。そして、ビタミンA、C、Dはエナメル質や象牙質を良質なものにする働きがある。
「歯にいい栄養素としてはカルシウムが有名ですが、リンもカルシウム同様に歯の石灰化(修復)を手助けします。ただ、リンの摂(と)りすぎはよくありません。リンは食品添加物として加工食品やスナック菓子に入っていることも多いです。カルシウムは意識して摂ってもらいたいですが、リンを目当てにこういった食品を食べるのはやめていただきたいですね」
さらに「フッ素配合」などと表示されている歯磨き粉を見た経験がある人も多いことだろう。フッ素は、歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進するなどの働きがあるため、フッ素を含んだ食品も摂取してほしいと上田さんは話す。
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