「第5回私は自分の仕事が大好き大賞」が発表され、作文部門で市内本村在住の寺嶋真弓さんが優秀賞を受賞した。寺嶋さんの作品を含む入賞作品が書籍『私は自分の仕事が大好き2』にまとめられ、10月14日に発売された。
同大賞を主催するNPO法人ハッピーマイレージ(鴨頭嘉人代表)は、『子どもたちが早く大人になって働きたいと思える社会づくり』を目的に活動している団体。働くことで輝いている人たちを取り上げる目的で、5年前からプレゼンテーション方式で自分の仕事のやりがいを紹介するコンテストを開始し、作文部門は昨年から始まった。今年作文部門には全国から約200の応募があり、寺嶋さんは最優秀賞に次ぐ優秀賞に選ばれた。
昨年、娘のなるさんと「何かコンテストに挑戦して、実力を試そう」と計画した寺嶋さん。藤沢で行われた鴨頭さんの講演会に参加したことをきっかけに、応募に至った。
入賞作は、現在も勤務する市内の歯科受付で気付いた「仕事を楽しくする、お客様と通じ合う『魔法』の言葉」について書いたもの。「実際に子どもたちにメッセージを届けるつもりで書いた」と寺嶋さん。自分の子どもたちにも読んでもらい、感想も反映させたという。「受賞の知らせを受け、子どもたちも喜んでくれた。周りからも声をかけていただく機会が増えて嬉しい」と振り返る。
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主催者は寺嶋さんの作品について、「仕事を好きになった理由や現場での葛藤表現など、読み物としての完成度も評価対象。寺嶋さんの作品を読んだ子どもたちは、きっと仕事が楽しいと感じてくれるのでは」と話した。
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10月10日にパシフィコ横浜国立大ホールでプレゼン部門の最終審査と合わせ、作文部門の表彰式が行われた。最優秀賞1点と入賞作7点は書籍『私は自分の仕事が大好き2』(かも出版)にまとめられ出版することになっており、当日は記念サイン会も行われた。寺嶋さんは、友人の作ってくれた似顔絵判子を持参し、サイン会に臨んだという。
寺嶋さんは幼い頃から文章を書くことが好きで、雑誌にコラムを掲載したこともあるという。現在も歯科受付の傍ら、企業のネットライターも行っている。「これまでの文章は全て匿名で掲載。自分の名前で書いた作品が載った本が販売され、しかもサイン会なんて夢のようでした。いつかは自分だけの本も出してみたい」と語った。
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