最近、シベリアの永久凍土でマンモスのミイラや骨が大量に発掘されている。
原因は地球の温暖化。永久凍土が融け出し、
地中に眠っていたマンモス達が次々と地表に出現するのだ。
皮肉にも温暖化によってマンモスの研究は進むのだが、いい事ばかりでもない。
永久凍土が融け出すことによって、
地中にたまっていたメタンガスなどが地表に漏れだし、
さらに温暖化を加速させるのである。
マンモスの骨を目当てにやってくる者も多い。
なぜならマンモスの骨は高く売れるからだ。
その地方で普通に働くよりも、はるかに稼げるらしい。
マンモス絶滅の原因のひとつに当時の人類による乱獲があげられている。
一度滅びて地中で静かに眠るマンモスを、
もう一度人類は滅ぼそうとしているのだ。