「ブタ」ってデブの象徴に見られたりしますよね。太った人に対して「ブタ」なんてヒドいあだ名で呼ぶようなこともあったりします(よくないことですが)。しかし、動物の体脂肪率を計ると意外な結果に驚きです。
人は男性で14〜20%くらい、女性で17〜24%くらいが標準といわれています。このことを基準に考えてみましょう。
【犬】
おおむね20%台が標準とされています。全身が毛で覆われていてその下に脂肪がついて寒さから守っているようです。確かに寒いところでも元気に走り回る犬の姿をよく見ますし、暑さにバテている姿もよく見ます。
【猫】
15〜20%が標準。犬よりも身軽なのもわかります。その分寒さに弱いのですね。
【牛】
食用の和牛で25〜30%くらい。高級な肉になると50%近くが脂肪になるようです。そりゃあの霜降り具合はそのくらいいってしまうでしょう。ちなみにイタリアでは牛をデブの象徴としているようです。
参照
http://www.nilgs.affrc.go.jp/pub/news/018/news-1807.pdf
【チーター】
足の速いスプリンターとしてのスマートなイメージがありますが、そのイメージどおり体脂肪率3%!体重は40〜60kgといいますから、あのスピードが出るのは当然なように思えます。
【アザラシ】
体脂肪率50%ほど。あの寒い海で体温を維持するためには、やはりこのくらいの脂肪分を蓄えなければいけないのですね。
【ブタ】
そしてブタですが、なんと14〜18%が標準で、10%台の体脂肪。食用で、よく脂が乗っているものが10%後半といいますから意外な結果です。よく考えるとトンカツをみるとそのくらいの割合で脂肪がついているような気もします。「このブタ!」と太っている人にいうのは、もしかして間違いなのかもしれません。