近年のスマートフォンは高性能化が進む一方、バッテリー劣化による交換需要が増加しています。特にモトローラ製端末はカスタムROM対応機種が多く、長期使用ユーザーが多い特徴があります。本記事では安全なバッテリー交換方法を解説します。
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【必要な工具】 ・精密ドライバーセット(PH000/00番が主流) ・プラスチック製オープニングツール ・吸盤(画面保護シート付属品でも可) ・純正バッテリー(Moto GシリーズはXB40モデルが多い)
【交換手順】
電源OFF後、SIMトレイを除去
ヒートガン(80℃程度)で背面カバーを温めて接着剤を緩める
吸盤で慎重に背面パネルを開封(無理な力は厳禁)
バッテリーコネクタをプラスチックツールではずす
残存する接着剤をイソプロパノールで溶解除去
新品バッテリーを規定位置に固定(付属両面テープ使用)
逆順で組み立て後に充電テスト
【注意点】
2020年以降のMoto Edgeシリーズは防水加工のため専門業者依頼推奨 ・非純正バッテリー使用時は急速充電が制限される場合あり ・分解痕跡が残ると防水性能が低下
モトローラ公式サービスでの交換費用相場は6,000〜9,000円(機種により差異)。DIYの場合、工具セット+純正バッテリーで約4,500円程度ですが、保証対象外となるリスクを理解する必要があります。
長期使用を計画するなら、バッテリー保護設定(設定→バッテリー→アダプティブ充電)の有効化が有効です。80%充電制限機能を活用すれば、バッテリーサイクル数を約2倍に延ばせます。
適切なメンテナンスで、モトローラスマホの特徴であるストックAndroidの軽快動作を最大5年間維持可能です。バッテリー交換後は必ず充電ICのリセット(##2486##)を実行し、正確な残量表示を確保しましょう。
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