筆者はこの数年間、家電メーカーからガジェットメーカー、ハイエンドオーディオブランドまでかなりの数のモデルをクオリティチェックしてきたのだが、Sonos Arc Ultraは、デザイン、機能性、ステレオからサラウンド、そして空間オーディオの再現性まで、この価格帯のサウンドバーの新たなベンチマークとなりそうな素晴らしい音質で、大変感銘を受けた次第だ。その顛末をお聞かせしたい。
Sonosは、1月24日に発売する9.1.4chサウンドバー「Sonos Arc Ultra」と新型サブウーファー「Sonos Sub 4」のメディア向けデモセッションを開催、発売に先駆けて実機を試聴したので、ミニレビューをお届けする。
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Bluetoothスピーカー用バッテリー
画期的なSound Motionテクノロジーと14基のドライバーを搭載した、Sonos史上最もパワフルなプレミアムスマートサウンドバー。Dolby Atmos対応の9.1.4chサラウンドサウンドが全方位からリスナーを包み込み、臨場感あふれるエンターテインメントを実現する。
また、セリフを一語一語クリアに再現する、高度なスピーチエンハンスメント機能を搭載。さらに、洗練された曲線的なボディとマット仕上げのデザインも魅力的だ。
Sonosは、2002年に設立されたアメリカのオーディオメーカーだ。「家全体で音楽を楽しむ」というビジョンを掲げ、2005年には当時ほとんど前例がない、家庭内のWi-Fiネットワークを活用して音楽をストリーミングする「Sonos Digital Music System」を発表。現ラインナップの全ての製品がWi-Fiでのワイヤレス接続を可能としている。
Sonos Arc Ultraは同社最上位のサウンドバーであった「Sonos Arc」の後継機だ。Sonosの製品はインテリアに馴染む、という以上に部屋の風景を強化してくれるような美しいデザインが大きな魅力で、Arc Ultraも例外ではない。
このほか、ブランド初のパーソナルリスニング分野への進出となったプレミアムヘッドフォン「Sonos Ace」との連携により、ヘッドフォンのボタンをタップするだけで、テレビの音声を「Sonos Arc Ultra」から「Sonos Ace」に瞬時に切り替えることが可能。ヘッドフォンのダイナミックヘッドトラッキング機能により、体勢を変えても映画のシーンの中にいるような没入感を損なわず、自分だけの空間オーディオを楽しめる。
その他のスピーカーユニットも新設計されており、トゥイーターが7基、ミッドレンジ/ウーファーが6基搭載されているが、特にセンターチャンネルの再生能力が大きく向上したことで、セリフの明瞭度が高まったという。さらに、左、中央、右に配置されたスピーカーユニットには「カスタムコリニアウェーブガイド」が組み合わされており、壁や天井に音を効果的に放出することで、Dolby Atmosによるイマーシブ効果が大幅に向上しているとのこと。
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