アップルが5年以上かけて自社開発している独自の5Gモデムが、来年発売予定のiPhone SE(第4世代)、iPhone 17 Air、そして低価格iPadに搭載されることになりそうだ。米メディアBloombergのMark Gurman記者が12月6日に報じた。
アップルが人気のiPhone SEシリーズを刷新しようとしているなか、市場ではiPhone 16を元に機能を抑えた中価格帯モデルが出ると期待されている。しかし、同社は別の戦略を進めているようであり、次期iPhone SEは、従来機種にはなかった大きなリスクを伴うことになりそうだ。 それによれば、LGの電子部品メーカーであるLG Innotekが、iPhone SE 4のフロント・リアカメラ両方のカメラモジュールを供給することになるとのこと。iPhone SE 3では同社はリアカメラモジュールのみを提供していたようで、これは大きな変更になります。 また、アップルの5Gモデムは超高速5G規格のミリ波をサポートしないものの、デュアルSIMデュアルスタンバイ機能はサポートするとのことだ。
Gurman記者の話では、アップルはすでに世界中の数百人の従業員に新しいモデムを搭載したデバイスを密かに配布してテストを行っているという。 またディスプレイに関しては、LG DisplayがOLEDパネルを供給しているとのこと。あくまで単独供給ではなく、中国のBOEなどもディスプレイパネルを供給するようで、LG Displayのシェアは25%から35%程度になるとのこと。情報源が韓国メディアであるため、あくまで韓国企業のLGにフォーカスしてニュースが伝えられています。 そのほかアップルの独自5Gモデムは、消費電力の低減、セルラーネットワークのスキャン性能の向上、衛星通信機能の強化など、クアルコムのモデムと比べていくつかの利点もあるという。 アップルは2018年から独自の5Gモデム開発に取り組んでおり、2027年までにクアルコムの技術を上回ることを目指しているとのことだ。
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