紫外線を浴びると日焼けをし、肌が赤くなったり黒くなったりします。この状態は「日光皮膚炎」と医学的には呼び、いわゆる低音やけどをした状態です。肌にとっては危険な状態なので、なるべくしないほうがよく、日焼けしてしまったらその後のケアがとても大切になります。
■日焼けの2つの区分
日焼けには2つの区分があります。
◇サンバーン
UV-Bを浴びて、肌が赤くなる状態
紫外線にあたってから数時間後から2日間ほどこの状態となります。触ると痛みがあったり水ぶくれになることもあります。その後この赤みは黒くなって次のサンタンという状態へ移ります。
◇サンタン
肌が赤みから黒へ変化した状態
紫外線に当たってから2日から1週間ほどで変化することを多いです。メラニンという色素細胞が作られそれが沈着することで肌が黒くなります。また過剰に作られるとシミになることもあります。
■メラニンにより肌の黒さは決まる
メラニンは遺伝により生成する能力が決まっており、その能力が高い人は肌が黒くなりやすく、低い人は日焼けしても赤くなるだけで後に白く戻ってしまいます。
しかし、このメラニンは肌細胞を守ることに一役買っています。紫外線を吸収する役割があり、細胞がガン化することを防いでくれます。逆に見ると、肌が黒くなりにくい人はメラニンを作る能力が低いので、紫外線の悪影響を受けやすいのでより注意が必要です。