何も無いところからヴィブーティーと呼ばれる灰や指輪、時計などの貴金属を出現させる「物質化」を起こすことで日本でも知られているインドのサティヤ・サイババ(本名、サティヤナラヤン・ラジュ)が2011年4月24日、インド南部アンドラプラデシュ州プッタパルティ村の病院で死亡した。享年84歳。死因は多臓器不全で、約1カ月間人工呼吸器を付けた治療が続いていたという。
インドのメディアによると、シン首相、パティル大統領らもサイババの信奉者で、それぞれが「国民の損失だ」といった追悼メッセージを出した。
サイババは1926年11月に同村で生まれ、14歳の時、ヒンズー教の聖者「サイババ」(1918年死去)の生まれ変わりだと宣言。病院や教育機関の設立に尽力し、世界中で平和や健康などの教えを説く一方、病を癒やす「奇跡」でも知られていった。
信奉者への性的嫌がらせ疑惑が持ち上がり、「奇跡はウソ」との批判も受けたが、本人は一貫して否定した。
遺産は4000億ルピー(約8000億円)とされ、相続先を巡っても大きな関心事となっているようだ。
【話題となったサイババへの批判】
サイ・ババの物質化は手品である。
青少年に性的虐待をしている。
サイ・ババの病院では臓器売買が行われている。
サイ・ババの住居で4人の男性の殺害事件が起こったとされている。
サイババのトリック動画