Q.マクロレンズってどんなレンズですか?
『標準レンズ』、『望遠レンズ』というのはよく耳にしますが、
『マクロレンズ』とはどういうレンズなのでしょうか?
一言で言えば、
『小さいものを大きく写すことができるレンズ』、もしくは、
『被写体に対してギリギリまでよれるレンズ』のことを言います。
特徴としては、開放値が低くF2やF1.4などの極めて明るく被写界深度が浅いレンズです。総じてズームレンズ゙ではなく、焦点が固定されている単焦点レンズが多いのも特徴です。
■主な使い方
具体的には、花や昆虫などが主な使い道ですが、ポートレートにも使用しておられるかたもみえます。出てくる写真は、一点にピントがあっていてその他が淡くボケる写真を撮影することができます。逆にスナップ写真などでは被写界深度が浅いので、絞りを絞って撮影する必要があります。
■高価なレンズが多い
総じて明るいレンズが多いので、相対的に値段は高めの設定になっています。高額なマクロレンズですと、30万前後のものもあります。
■焦点が多い
どうして焦点がたくさんあるのでしょう?マクロ=接写レンズなのにどうして180mmマクロなどがあるかといいますと、近づけない被写体を撮影するためです。つまり昆虫など近づくと逃げてしまう被写体を撮影したり、望遠による圧縮効果を生かすために長めの焦点が発売されています。
■クローズアップフィルタで楽しもう
マクロ撮影を楽しみたいけど、マクロレンズは高価だし・・という人にはクローズアップフィルタがお勧めです。無論マクロレンズと同等の性能はでませんが、お手軽マクロ撮影お助けグッツのようなものです。用は焦点距離を短くするフィルタです。