Q.防湿庫って必要なのでしょうか?
結論からいいますと・・
『必ず必要』ではありません。
と、言ってしまうとこれで今回は終わってしまいますので・・詳しく説明していきます。
■カメラはカビが生えやすいもの
最近のデジカメは防水防塵機能(次回解説)が高く、密閉性が非常に高くなっています。反面、結露など(寒いところから暑い場所にいどうする)でたまった水がまったく抜けなくなっている構造でもあります。最近のカメラは「ゴミとり機能」が付いていますが、『カビとり機能』は付いていません。カビは一度発生すると、基本的には自然には治りません。発生させないことが重要なのです。
ではどうやったら防止することが出来るのでしょうか?
1.高温多湿は避けて保存する。
2.カメラバックに入れっぱなしにしない
3.濡れた場合はよく乾かす
4.乾燥剤をいれた大型タッパーにいれて保管
5.防湿庫にいれて保管
■カビが発生したら一日も早くメーカーへ
正直、カビが発生したら諦めましょう。ほかって置いても絶対に治りませんし、自分で何とかしようともなんともなりません。唯一自分で修復できるのはフォーカススクリーンぐらいで、CCDやレンズに発生したカビは、素人ではどうにも手の出しようがありません。自分でやると余計にカビを拡散させたり機器に傷をつけたりと、2次災害が起きる可能性が高いです。
■真っ白い紙などを最大望遠で撮影してチェック
自分が持っているレンズの最大望遠で白い紙や、蛍光灯を写してみれば丸く出現しますので、時々チェックしてみましょう。
最後に余談ですが、以前私のカメラに虫が入ったことがありました。おそらくレンズ交換した際に、成虫が入ったのか、卵が空気中より入ったのか解りませんが、フォーカススクリーンに脚の生えた生き物が動いているのを発見し、大変驚いたことがあります。メーカーに持って行きましたが、そう珍しいことでは無く、時々あり得る症状だそうです。