2012年12月21日(もしくは22日)に人類が滅亡するという「マヤの予言」が注目を集めている。
このテーマを題材にした映画「2012」が制作されるなど、地球に天変地異が起きるのではないかと世界中で話題となっている。しかし、はっきりした根拠がないのが実態だ。
先日、世界中で鳥や魚が大量死するという出来事が起きたのは記憶に新しい。しかも、数十万という桁違いの数を記録した場所もある。
一説では花火の音に驚き、ショック死したのではないかと言われているが、この説では魚の死滅理由の説明がつかないし、そもそも範囲が世界中であることから、原因は別にあるとみていいだろう。
一部では、政府が何かを隠蔽しているのではないかという噂も聞こえてくる。
フランス南部の小村ビュガラッシュでは、世界各地の終末思想信奉者が
「2012年の世界の終わりを逃れる聖地」として流入し、
住民が困惑しているという事態も起こっている。
「2012年12月21日に惑星の衝突により地球が滅亡し、
ビュガラッシュ山だけが終末を逃れられる」という話だそうだ。
古代マヤ人は建築学、天文学に優れ、正確な暦を作った。
彼らの暦は紀元前3113年以降5125年を一つの周期にしていて、2012年12月21日で終了する。
また、マヤが栄えたメキシコ南東部ではUFOの目撃情報が多く、遺跡の壁画などにもUFOを想像させるようなレリーフもあり、宇宙人との関係も取り沙汰され、滅亡の話は大きくなる一方だ。
ただ、マヤの伝説では2012年12月21日以降に何が起きるのかという記述はない。
このため、大地震や大津波、大洪水などの天変地異や、隕石の落下、新型ウィルス、太陽の異常活動に伴う様々な異変や災害が起きるという噂が飛び交っている。
これを受けて、NASA(アメリカ航空宇宙局)は、映画「2012」公開時に、
地球滅亡のストーリーはインターネット上のでっち上げであり、
今後40億年は滅亡しないという異例の声明を出している。
ちなみにマヤの末裔には、この2012年に関するマヤの予言を知らない者もおり、
マヤ民族が持つ知識が間違って世の中に伝わっていることを嘆く者すらいる。
彼らは2012年12月21日で暦が止まっている理由を、
「カレンダーが一つの周期を終え、新時代の幕開けを示しているものだ」と説明し、
「新時代というのは2013年以降に生まれてくる子供達のDNAが飛躍的に進化し、
様々な分野でその才能を開花させる世界なのだ」と話している。
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