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「会議の場で・・・」

◇評価 10ポイント
◇閲覧回数 8,160
◇登録日
2010年3月11日

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宮城谷昌光さんの「風は山河より」という本を読んでいます。
歴史小説なのですが、この方は人間の生き方についてよく書かれています。

以下に、興味深い文脈があったので抜粋してみます。
カッコ書きは僕が現代の会社での用語に置き換えたものです。

こういう評議(会議)の場で、議定に許諾をあたえる城主(議長)が、
最初から議題に意向をさしはさむと、湧出する意見に偏側が生ずるし、

「殿(議長)はすでに決定なさっているのだ。」

と、察した臣(部下)は、否決されるとわかっている反対の意見をださず、
胸にかくしてしまう。それがやがて不満と化すのである。

忌憚なく家臣に発言させることが、政治の第一歩であり、
(中略)他家(社外)からはいって領主(リーダー)の席に就いた者は、
家臣への気くばりを怠るわけにはいかない。



もしリーダーになるような立場になった場合の教訓となりますね。
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