世界的ベストセラーの児童文学「ハリー・ポッター」シリーズの作者J・K・ローリングさんが別名で犯罪小説を出版していたことが分かりました。14日付の英紙サンデー・タイムズが報じました。
この小説は元軍人の私立探偵を主人公とした「The Cuckoo’s Calling」。ロバート・ガルブレイスという新人作家の作品として4月に出版され、批評家の間で好評を得ていました。同紙は、なぜ無名の新人がこれほどしっかりしたデビュー作を書けたのかという疑問から調査していたといいます。
ローリングさんは同紙に「もう少し秘密にしておきたかった。ロバート・ガルブレイスであることはとても自由になれる経験だったから」とコメントしています。
J・K・ローリングの名前で本を出版すると、どうしても「ハリー・ポッター」のイメージが付きまとってしまうため別名を使ったのかもしれませんね。また名前を隠しても評価されるということは、その文才は確かなもののようです。
そしてその「The Cuckoo's Calling」という本は、当初売り上げはそこまで良くなかったらしいですが、別名発覚後の売り上げは約5,000倍の売り上げを記録したらしい。
J・K・ローリングさんのほかにも、モダンホラー小説の巨匠スティーヴン・キングさんも別ペンネーム「リチャード・バックマン」も使っています。
The Cuckoo's Calling (Cormoran Strike)
[ペーパーバック]Amazon.co.jp
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