歯周病は、細菌の感染によって引き起こされます。口の清掃が行き届かないと、そこに細菌が増殖し歯垢が形成され、歯肉が炎症を起こします。最初は歯肉炎から始まり、歯肉が腫れ、歯をみがくと出血するようになります。軽度歯周炎になると、歯周ポケットができ、歯を支える骨(歯槽骨)の破壊が始まり、歯が浮くような感じがします。中等度歯周炎になると、歯肉がブヨブヨになる、食べ物が歯にはさまる、口臭がする、硬いものが噛みにくいといった症状が現れます。重度歯周炎になると、歯槽骨がほとんど無くなり、歯の根が露出します。歯は大きくぐらついて、最後は抜け落ちます<o:p></o:p>
チェックしましょう<o:p></o:p>
次のような症状があったら、歯周病の可能性があります。歯科医療機関で検査を受けましょう。
(1)朝起きたときに、口の中がネバネバする。
(2)歯みがきのときに出血する。
(3)硬いものが噛みにくい。
(4)口臭が気になる。
(5)時々、歯肉が腫れる。
(6)歯肉が下がって、歯と歯の間に隙間ができた。
(7)歯がグラグラする。<o:p></o:p>
歯周病を予防しましょう<o:p></o:p>
歯周病予防の基本は歯垢がつかないようにすることです。毎日の歯みがきや、定期的な歯石除去が有効です。<o:p></o:p>
歯のみがき方<o:p></o:p>
歯ブラシ<o:p></o:p>
1か所を20回以上みがき、以下のポイントに注意しましょう。
・歯ブラシの毛先を歯と歯肉の境目、歯と歯の間にあてる。
・歯ブラシの毛先が広がらない程度の軽い力で動かす。
・5〜10ミリメートル程の幅で、小刻みに動かす。<o:p></o:p>
デンタルフロス<o:p></o:p>
隙間の小さい歯と歯の間の清掃には、デンタルフロスが有効です。デンタルフロスは、好みの長さに切って指に巻きつけるタイプと、ホルダーがついたタイプがあります。デンタルフロスを歯と歯の間に通すときは、のこぎりを引くように前後に動かしながらゆっくり挿入します。きついところを通過したら、歯に沿わせ、歯肉を傷つけないよう優しく上下させます。<o:p></o:p>
歯間ブラシ<o:p></o:p>
歯と歯の間の隙間が大きい場合は、歯間ブラシを使います。歯や歯肉を痛めないために、隙間の大きさより少し小さめのものを選ぶようにします。歯と歯の間に優しく入れて、数回往復運動をします<o:p></o:p>
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