戦国時代、武田信玄は13年に及ぶ今川氏との同盟を破り、
東海方面への進出を企てます。
怒った今川は、縁戚関係にあった北条の協力を仰ぎ、
武田領内への「塩留め(経済封鎖)」を行います。
武田の領地は甲斐(山梨県)、信濃(長野県)にあり、海に面していないため「塩」をとることが出来ず領民は苦しみました。
この領民の苦しみを見過ごすことが出来なかったのが、
信玄のライバル上杉謙信です。
信玄と謙信。ふたりはこれまで何度も戦い、敵対していた間柄。
しかし「正義の人」上杉謙信は敵国でありながら武田領民の苦しみを
見過ごすことができず、越後から塩を送ることを決意。
また、越後と甲斐で取引される塩が高価にならないようにしました。
ここからできた言葉が「敵に塩を送る」という言葉です。
カッコいいです上杉謙信!!