幕末の薩摩藩士による「寺田屋騒動」の舞台であり、
坂本龍馬が幕吏に襲撃された場所として有名な「寺田屋」。
この寺田屋は当時のままの建物とされていたが、京都市は2008年9月25日、
「すでに焼失したと考えるのが妥当」とする調査結果を発表した。
寺田屋の津幡学社長は「同じ建物だという認識は変わらないが、
焼失説も明示するようにする」としている。
市は2日、当時の建物ではないとする一部報道の指摘を受け、調査を開始。
市歴史資料館が当時の瓦版や石碑を検討し、
騒動後の1868年に起きた鳥羽伏見の戦いで焼失したと結論付けた。
市は観光ホームページに掲載していた寺田屋の項目を変更し、
寺田屋側に観光客に誤解を与えないよう適切な対応を取るよう求めた。
【9月25日19時39分配信 時事通信 参照】