北京オリンピック馬場馬術は今大会の最年長選手で日本五輪史上最高齢の
法華津(ほけつ)寛(67)と愛馬ウイスパーが登場した。
1964年の東京オリンピックにも出場した法華津に
ついた呼び名は「じじいの星」。
44年ぶりの夢舞台に挑んだが、法華津を含む日本勢は47人中35位で
グランプリスペシャルに進めなかった。
「年齢で騒がれていることはある意味で不本意。
前より少しうまくなって出場できるという実感がある」と話していた法華津。
この日はウイスパーとの息も合い、ベテランらしい順調な滑り出し。
だが、演技の途中でウイスパーが乱れ、姿勢を崩してしまう。
その後、法華津は冷静に対応し最後まで演技を続けた。
「香港に入ってから5回も練習したがこんなに失敗したことはなかった。
大舞台独特の雰囲気で馬が緊張したと思う」と、悔しい表情を浮かべた。
44年ぶりの夢舞台の雰囲気だったが、「五輪はまあ大きな競技って感じ。
別に…」。壮年の星は淡々と馬場を後にした。
【8月15日5時27分配信 産経新聞 参照】
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