北京オリンピック競泳男子は10日、400m個人メドレー決勝が行われ、
「怪物」マイケル・フェルプス(アメリカ)が4分3秒84の世界新記録で
金メダルを獲得。自身が持つ従来の世界記録4分5秒25を大きく更新した。
目標に掲げる8冠に向け、最高のスタートを切った。
シドニーで五輪初出場を果たし、前回アテネでは6つの金メダルを獲得した
フェルプス。北京では、1972年ミュンヘン五輪で、
マーク・スピッツ(アメリカ)が達成した大会7冠の最多記録更新を狙っている。
全米で注目度は高く、米テレビ局・NBCはゴールデンタイムに放映するため、
約1000億円を投入して放映権料を買ったほど。
この日は会場にブッシュ米大統領も観戦に訪れた。
話題となったイギリスのスピード社製高速水着「レーザー・レーサー」を
着用しており、今後も世界記録更新に期待がかかる。
フェルプスは目指す8冠へ、9日間で17レースというハードな日程をこなす。
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