ネバーギブアップ!最後まであきらめない精神力が奇跡の銀メダルを生んだ。
2種目(床、あん馬)を終えた時点で、誰が内村のメダルを予想できただろう。
2度の落下で床の2位から、一気に22位に後退した。
前半を終えた時点では23位だった。
「あん馬で落ちて、すごい気分的に下がった。ちょっといつも通りの
動きじゃなかったんで、もう1回、いつも通り…と言い聞かせた」
すぐに気持ちを切り替えた。五輪代表選考会で一気に台頭、世界選手権すら
出場した経験したことがない19歳。失うものは何もない。
「着地まで狙ったらうまくできた。平行棒(5種目)終わって4位に
つけているのを知って、最後は着地勝負と思った」。
最後の鉄棒。着地を決めると、ゆっくりと両手でガッツポーズを作った。
個人総合では1984年ロサンゼルス大会で具志堅幸司(金メダル)以来の
メダル獲得。
「色が金じゃないんで、超えてない。4年後に金になっているようにがんばる」。
体操ニッポンの新しいエースが誕生した!
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