
リクガメが餌を食べない原因
リクガメが、
餌を食べない原因と対処法まとめです。食欲不振のときは、以下をチェックしてください。
リクガメは、不調が分かりづらくデリケート。温度差や環境変化で食欲不振になりやすいのが特徴です。場合によっては、体調不良や病気の可能性も。
食欲の変化を見逃さないことが大切です。
■餌を食べないときの原因
○温度・湿度が合っていない
温度や湿度が合わないと、リクガメが適切に餌を消化吸収できません。リクガメの適温は、25〜30℃前後ですが、好む温度や湿度はそれぞれ異なります。また、同類のリクガメであっても、広範囲に生息する種類は亜種ごとに好む環境が違うケースも。
○「餌に飽きた」「好き嫌い」
もっとも単純な理由ですが、よくあるパターン(笑)。主食の葉野菜が同じものばかりだと、飽きて食べなくなります。栄養バランスも考え、できるだけ色々な野菜やフルーツを一緒に与えてください。葉野菜に、数種類の野菜を混ぜて一緒に与えましょう。
○便秘の状態が続いている
便秘だと、食欲不振になります。便秘気味のリクガメは、定期的に「温浴」させて便通を良くします。35℃前後のぬるま湯に数分間つけてあげると排泄します。また、食物繊維の多い野菜や野草を与えたり、ケージから出して歩かせる運動も効果的です。
○環境の変化に驚いている
家へお迎えしたばかりのリクガメは、まだ新しい環境に慣れていません。環境の変化で一時的に食欲が落ちることがあります。また、ケージのレイアウトをいきなり変えたときも同様。必要以上に覗いたりすることは避け、一週間ほど様子を見ます。
○気候による本能的なもの
季節によって、本能的に食欲が落ちる個体がいます。ロシアリクガメなど寒い地域のリクガメたちは、冬が来ると冬眠しようとして餌を食べなくなるケースも。反対に、暑い地域のリクガメたちは、夏が来ると夏眠しようとして食欲が落ちるケースもあります。
○体調不良や病気のサイン
活発に動いていたリクガメが、動かなくなり食べる量が減ったときは要注意。
「風邪」「肺炎」「内蔵疾患」「結石」などの可能性も。リクガメの体調不良は、気づいた時には手遅れである場合も多いです。すぐに動物病院で診察を受けましょう。
○メスの場合は「卵詰まり」
成体のメスのリクガメは、
「産卵前」や「卵詰まり」の可能性も。オスと一緒に飼育していない場合でも、無精卵を体内にもって産卵することも。産卵前は食欲が落ちます。また、卵詰まりが続くと、命にも関わります。動物病院で診察を受けましょう。
以上が、リクガメが餌を食べないときのおもな原因と対処法。食欲不振が続くと心配になりますが、ちょっとした工夫や気づきの積み重ねで、少しづつ改善されることが多いです。焦らず、じっくりと見守りましょう。
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