世界最大のカメ「オサガメ」について
世界最大のカメといえば、「ゾウガメ」というイメージが大きいようですがそれよりもっと大きいカメが。
海、川、陸を含めた地球上すべてのカメの中で世界最大なのはウミガメの仲間「オサガメ」です。

こちらが世界最大のカメ「オサガメ」の成体です。
この画像はwikiペディアさんのものですが、これは産卵のために上陸したオサガメのメスの写真のようです。
成長すると全長180〜210cm、体重450〜900kgくらいになるというものすごく巨大なカメ。生息するのはおもに熱帯から温帯にかけての海域で、深い場所を回遊しており水深1200メートル以上まで潜水できます。
2013年4月21日(日)放送「世界の果てまでイッテQ」では、オサガメの産卵の様子が放送。
ウミガメの中でも特に見かける機会が少ないオサガメの、大変貴重な映像になりました。
●オサガメの生態
オサガメの生態はまだまだ謎が多く、しばしばUMAのひとつとして特集されることがあります。
オサガメの大きな特徴として、甲羅が皮膚で出来ており7本のキールが入っていることです。
まるでスッポンのように、甲羅もからだと同じ皮膚で出来ている点で他のウミガメと異なります。
オサガメの体は、深海の水圧にも耐えられる特殊な形に進化しているそうです。
昔、私が小学生の頃に読んだのカメの本(おそらく「誰もしらないカメのはなし」という本だった
かと思います。)によると、オサガメの呼吸は、肺呼吸よりも皮膚呼吸の割合が多くその7割が
皮膚呼吸によるものだそうです。呼吸の7割は、海中の酸素を皮膚呼吸で補っており、深海から
海面に上がり一度呼吸すればそのまま約1〜2ヶ月以上潜水可能だという話を読みました。
「5ヶ月まで潜れる」という話も、最近ネットなどで見かけるようになっており驚いていますが、
おそらくこれは都市伝説のようなものかと思われます(笑)
ただ、オサガメの生態は解明されていない謎が多く、実際のところは分かっていないようです。
●オサガメの口の中
さて、オサガメの生態についていろいろ書いてきましたが・・・
オサガメというと、もうひとつびっくりする衝撃的な特徴があります。それは、口の中です。
現在、地球上に生きているすべてのカメには歯がないため、くちばしで餌を噛み切ります。
「オサガメの口の中」の画像が、某掲示板に落ちていたのでご紹介しちゃいます〜〜!!
オサガメの口の中は、このようにたくさんのトゲ状の突起があるのです。
主食はクラゲですが、明らかにクラゲ以外の何かも食べていそうなお口ですよね。(汗)
以前、NHKの「ダーウィンが来た!」でやっていたオサガメ特集で突起の仕組みの解説が
ありました。この突起、見た目だけだとまるでサメの歯や動物のきばのような鋭利で固いものに
見えますが、実はゴムのように柔らかく弾力性がある突起なのです。餌である大きなクラゲを
飲み込む際に突起にクラゲが引っかかることで逆流を防ぎ、食道から胃まで移動する間に
クラゲが細かく裂けていく仕組みになっているようです。
ウミガメの飼育でも名高い名古屋港水族館では、オサガメの飼育に成功したことがあるようです。
資料が展示されているので、またいつか遊びに行きたいものです。それでは、マタマタ〜!!

解説者 まにあ道イメージガール まゆみん
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