08年5月19日〈中日6-5横浜〉ナゴヤドーム
和田が西武時代から4年ぶりのサヨナラ安打。
守護神・岩瀬も1日でセーブ失敗の汚名を返上。
同点で迎えた9回裏ツーアウト1,3塁。
和田は横山の142kmのストレートをはじき返すと、
打球はゴロで二遊間を抜けた。サヨナラだ!
いつもは冷静な和田は、一塁手前で小さくガッツポーズをした。
小田には氷をかけられ、ナインにもみくちゃにされた。
何もかもが心地いい時間だった。
「最後、決めるところで打てたのは気持ちいいです。
サヨナラ安打は2年ぶりくらいじゃないですか?4年ぶりですか。
そういう意識はなかったですね」余計なことは考えなかった。
「気合が入りすぎると力が入るんで、
ああいう場面では頭をクリアにしていくと心がけていました」3カード連続の負け越しは逃れ、
甲子園で敗れた首位阪神とのゲーム差も3.5に戻した。
それでも落合監督は
「勝ち方とすれば、最悪の勝ち方だ」と、
集中打で一度は勝ち越しながら追いつかれた展開を指摘した。
20日からはいよいよ交流戦が始まる。
チームは19日に仙台入りするため試合後東京へ向かった。
「ぜひ、この機会にもっと勝てるようにしたい」と和田。
チームを勢いに乗せるため、古巣パ・リーグとの対戦での活躍を誓った。
(08年5月19日中日スポーツ参照)